人狼鬼ごっこの天才ペテン師の話


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昨日YouTubeで公開された人狼ごっこSixTONESが本当にあまりにも大好きな6人の時間だった。

 

とりわけ、人狼ゲームにおける振る舞いの最適解を叩き出していた自担である田中樹さんが惚れ惚れしちゃうくらい最高で、これが私のSixTONES初見だったらこの動画で沼落ちブログ書き上げられちゃうなと思ったから、とりあえず、ブログを書くことにした。

好きなアイドルの好きなポイントを言語化して残す作業を通して、好きの理由が頭の中ですっきりと整理されていく、その感覚の心地良さは、別に沼落ちブログじゃなくたって私の為になる。と、思う。

 

※以下、解釈は全て個人の感想です。いやこの世の全てはそうなんですけどね。

 

そもそもの話、この日のじゅりちゃんはとにかく楽しそうだった。OPトークからずっと沢山ボケて、ボケて、ひっついて、ころころ笑っていた。いくらなんでもかわいすぎる。前にANNで北斗くんがストチューブが盛り上がるか否かを決める要素について「じゅりがその時どんだけ元気か乗り気かが主軸だと思うよ」と言っていたことを思い出す。その視点に立って見ると、今回の人狼ごっこは盛り上がる予感しかなかった。

 

鬼がわからない状態で鬼ごっこをするという最もオーソドックスな形で一度遊んでみた上での2回戦、じゅりちゃんは仕掛けに動く。

 

「お前は、」

「うん」

「俺より足が速いでしょ」

「うん」

「だから最後、お前と俺が一対一になったらお前は俺に勝てると思う。スタミナ面も」「うんうん」

「お前が人狼だったとして」

「うん」

(俺が)市民だったとする」

「うん」

「俺はもう、市民の情報全部渡す」

「うん」

「だからその代わり、自分のあれ(役職)を白状してほしい」

「一対一になった時?」

「一対一になる前、今!」

「いま

「一対一で(言ったことが)最悪違くてもぉ、」

「うん」

「お前勝てるでしょ?」

「うん」

「おんなじだったらそれはほんとの仲間じゃん」

「うん」

「お前何?」

「市民」

 

ゲームスタートの前に設けられていた話し合いの時間、慎太郎を呼び寄せて2人きりになってまるで作戦会議を開くかのように滔々と話し始めるじゅりちゃん。

 

きっとじゅりちゃんは、初めから慎太郎が人狼だと疑っていたわけではなくて、あくまでも動画を面白くするための撮れ高を作るために声をかけたに過ぎないのだと思う。

鬼が2人発生している可能性のある2回戦目において、より動画を面白くするために〝誰か〟に揺さぶりを掛けたかった。

その誰かを選ぶにあたっては、ゲーム性への理解が深い、かつ、言ったことを一度は正面から飲み込んでくれる素直さがあって(目をきらきらさせながら文節毎に丁寧に相槌を打ってくれる慎太郎ってほんとに愛おしい)、それと同時にシンプルに騙されて終わるだけでない察しの良さ、聡明さも兼ね備えた慎太郎が、じゅりちゃんにとって最適の相手だった。

 

私はじゅりちゃんが「慎太郎が人狼だと見破ってその上で揺さぶりをかけた」のではなく「このゲームにおいて揺さぶりをかけるべきは慎太郎だと思った」から声をかけたと捉えているので、慎太郎の役職や対応によって変わる結果を一つ一つシミュレーションしてみると、改めてこの人のクレバーさに平伏してしまう。

 

そもそも、あれでもし慎太郎が本当に市民だったとしても、場をかき乱すというバラエティとしての意味での目的は確実に達成されるわけだから、やっぱり慎太郎が人狼か否かというのはじゅりちゃんの人選において考慮する要素ではなかったんだろうなと思う。

 

もし仮に、あの場で慎太郎が人狼であることを告白していたら、俺も人狼だから協力プレイをしようとそのまま持ち掛けていた(まぁ4人との距離がそこまで離れていない以上は流石に初手で役職開示はしないだろうけれど)はず。

その上で、本物の人狼2人いたなら、のちのち第三の人狼が現れて誰かが嘘ついてると揉める可能性もあって、それは動画として一つの盛り上がりどころにもなる。

そして、本当は人狼であるにも関わらず市民を名乗ってやり過ごされとしても、わざわざ声をかけてきたという事実からじゅりには何か作戦があったのかもしれないという印象を残すことができるわけで、結果的にその振る舞いによってその後の展開で慎太郎を一瞬じゅりが仲間だ、と信じさせることができたとも言える。

 

きょもじゅりと末ズが一箇所に集い、慎太郎がジェシーを捕まえた瞬間に自らも人狼と称して難を逃れたじゅりちゃん。

そんな教室での一幕も素晴らしかったけれど、私がとんでもないと思ったのは教室を出て廊下を歩いてる最中に「北斗さっきジェシーと追いかけっこして向こうの階段上がってきて、ジェシーまんなか来たから慎太郎、(北斗は)多分奥いる」と他のメンバーの情報を伝えた上で「慎太郎!ジェシーと居て、俺きょもと行く」と一声かけて分離したところ。

別に人狼が捕まえた人を待機場所まで送り届けなきゃいけないなんてルールはないはずだけど、無言でしれっといなくなるんじゃなく、あくまでも残り2人を効率的に捕まえるための作戦として二手に分かれようという意図を示唆して離れていく、その話術が鮮やかだなぁと思った。

 

人狼ってやっぱり騙し合いや駆け引きがあることが面白さの要因だと思うから、そのきっかけを作ろうと動いたじゅりちゃんがバラエティの人としてすごく良い立ち振る舞いだったな、という話がしたくて、昨日はスペースでずっと喋ってたし今日は文章を書いてみている。

 

じゅりちゃんを見ていると、私は本当に頭の回転が早くて口が達者な人が好きなんだよな!と笑えるくらいストレートにそう感じさせられることが幾度となくある。

それと同時に、SixTONESにおいて決してじゅりちゃんが1人でその要素すべてを担ってるわけじゃなくて、6人で作り上げたコンテンツの中でじゅりちゃんの〝天才ペテン師〟が華麗に機能しているところが好き。打っても響かない場所において聡明さは決して輝かないので、得意分野は違えど同じ目線で渡り合ってやり合える、そういう6人が集まって〝SixTONES〟をやっているところが本当に嬉しいし頼もしいと思う。

身体の大きさに合わない学習机に笑い合って、12年若返ったなんて言いながらみんなで学ラン着て廊下を走り回っている図は、終わらない青春の瞬間をお裾分けしてもらっているような感覚がして、絶対的にSixTONESの好きなところの詰め合わせみたいな動画だった。

 

これは沼落ちブログではないけれど、私は折に触れて今回のストチューブを観ては彼と彼らへの〝好き〟を噛み締めるだろうなと思う、そういう類の確信を得るには十分すぎるほどの衝撃と、それと同じだけの安堵があった。初めて好きになったわけじゃなくて、ずっと好きだった人たちに対する好きの感情を改めて突きつけられると、人は衝撃と共に安堵を覚えるということを知った。

私はまだまだこの人たちのこと好きでいて良いらしい。

 

待機組が黒板で遊んだ諸々の形跡がおもろすぎるから全部見せてほしいとかメンバー同士で動きをわかり合いすぎてるのが愛おしいとかまだまだ言いたいことはいっぱいあるんだけれど、一旦このくらいで終わりにしておきます。

SixTONES、大好きだよ〜〜

田中樹「かわいい」試論

田中樹さん、28歳のお誕生日おめでとうございます!!!

今年もまた、SixTONESのお祝いごとが立て続けにやってくる季節を迎えました。その中でもとりわけ気持ちが高揚する、自担の誕生日。そんなおめでたい日に何かしらの文章を書き残しておこうときっかり1年振りにブログ編集画面を開いたわけですが、改めて何について書こうか色々と悩んだ結果、この機会に「アイドル:田中樹に感じる『かわいい』の正体」について、一度大真面目に考えてみようということになりました。

私は、ブログを書くという行為は未来の自分へ手紙を書くことだと思っています。そのとき自分が何を見て、何を感じ取り、何を考えたか。そういうことのすべてを拙いなりに自分の言葉で書き残しておくことで、未来の私はいつでも過去の感情を一定の濃度で思い出すことができる。好きという気持ちだけをじっくりことこと煮詰めた結果うまれた文章を読むと、心地よく背筋が伸びる。

だから今年は、自担である田中樹さんというアイドルに対して常日頃感じている「かわいい」の感情に真剣に向き合って、その過程と結果を記述しておこうと思います。

とにかく大真面目に考えてみた結果いつになく長い記事となってしまったので、先にざっくりと章立てしてみました。時間がない方やそんな長ったらしいの読みたくねーよという方は『27歳のじゅりちゃんのかわいかったところを分類してみる』の項目だけ読んでいただければ十分です。というか最初は本当にそこだけ書こうと思ってたよ!

(参考)去年のお誕生日のときは26歳だったじゅりちゃんの1年間の好きだった言葉まとめをしていました。

par-uxx.hateblo.jp

はじめに:「かわいい」人が好きだという話

私は、田中樹さん(以下、じゅりちゃん)のことを、ちょっと本当にとんでもなくかわいくて仕方ない存在だと思いながら日々見つめています。

彼自身のアイドルとしてのパフォーマンスから感じる荒々しいかっこよさも、骨ばった華奢な身体が湿度のある色気を纏うところも、そりゃ~もう当たり前に大好きですが、本音を言うと、とりわけ私の琴線に触れるのはじゅりちゃんを「かわいい!」と思う瞬間たちばかりでした。こればっかりは個人の好みの問題なので仕方ない。

ちなみに、かっこいい・かわいいとは別ベクトルの感情として、雑誌やブログ、ラジオやテレビで知るじゅりちゃんの語彙の思慮深さと思想の芯の強さも大大大好きです。言葉のオタクをしている自覚はある。

(参考)言葉のオタクによるブログ

par-uxx.hateblo.jp

par-uxx.hateblo.jp

言葉のオタクとしてじゅりちゃんに敬服の念を抱く以上、言葉には誠実でありたいと思っていますし、その努力をしている自負も多少はありますが、それと同時に私はじゅりちゃんの「かわいい」ところをどこまでも愛好しています。

実際に自分のツイートを読み返してみても、できるだけ言葉を尽くして自分の”好き”を書き残したいと日頃息巻いてあれこれ言葉をこねくり回している割に、ツイートの文末になると途端に「かわいい」「かわいすぎる」「カワヨ…」のオンパレードで、本当に一貫して彼のかわいらしさが好きなんだなと、自分のことながらある種の感動すら覚えます。

そしてこれはじゅりちゃんに限らず、これまで興味を惹かれてきた所謂”推し”となる対象の存在たちにも共通しているところです。私というオタクは、かわいい存在がとにかく大好きらしい。

※余談ですが、これまで徹底的に「かわいい」を感じる人を応援してきたので、じゅりちゃんを好きになって初めの3日くらいはあまりにも系統の違う存在だと思って勝手にビビり散らしてました。好きになっておいてなんだよという感じですが、"じゅりちゃん"と呼ぶ先輩ファンたちのことも俄かには信じられなかったし。そのあとすぐ、もしかしてこの人ってめちゃくちゃ「かわいい」のでは…?ということに気づき、無事今に至ったわけですが。もはや"じゅりちゃん"以上に彼にぴったりの呼び名がわかりません。

 

ただ、振り返ってみると、私は直接彼らの耳に届く場で「かわいい」と伝えることは極力避けてきたように思います。

多い時で年間50通ほど手紙を書いていた(!)推しの舞台俳優に対してどれだけかわいい!と思っていても、できるだけそれ以外の言葉で気持ちを伝えるようにしていたし(お芝居の仕草については素直にかわいい!と書いてました。それは彼自身に対する言葉ではなく、彼が演じた役に向けた言葉なので)、友達に招待されたメンズ地下アイドルの現場でかわいいなと思った子とチェキを撮る際、わざわざその友達に「この子はかわいいと言われて喜ぶタイプ?それともかっこいいの方が嬉しいかな?」と確認を取るようにしていた記憶があります。律儀すぎるぞ。

何故そこまで気を遣っていたのかと問われると、やはり私自身がどれだけ「かわいい」を最上級の褒め言葉として扱っていたとしても、「かわいい」を褒め言葉として捉えない人(特に、成人男性に関しては)がいることを知っていたからなのだと思います。

 

「かわいい」と言われることについて、なんとなく下に見られている、弱いと思われて舐められている、と受け取る人は一定数いるのではないでしょうか。もちろん発言者である私の意思としては下に見ているなんてもってのほかですし、舐めているわけもありません。けれど、そのように感じられる危険性があることは事実で、それだけに私は、直接本人の手に渡ることになる手紙やチェキ撮影の際の接触といった行為において「かわいい」という言葉を使うことを避けてきました。

その分、私は現在Twitter上において水を得た魚の如く「かわいい」を連呼しています。もちろん公開アカウントである以上は本人の目に触れる可能性は捨てきれず、絶対に一定の配慮は必要であるとも思いますが、それでも、確実に本人に届くことを前提として紡ぐ言葉に注いできた自制心からは多少なりとも解放されていることも事実です。

生身のじゅりちゃん自身に向ける言葉ではなく、あくまでも私の目を通して掴んだじゅりちゃんというアイドルの像に対して「かわいい」と思った瞬間を素直に「かわいい!」と表現して書き残せることは、私にとって非常に心地良いことで、だからこそ私はジャニーズくらい規模の大きなアイドルのオタクが向いてるんだなぁと思ったりもします。

 

それにしても、何故「かわいい」が褒め言葉として上手く機能しないことがあるのでしょうか。私はこんなにも好意を込めて「かわいい」を発しているというのに…

これに関しては、まずは「かわいい」の語源と意味の移り変わりを把握しておくべきかなと思い立ち、とりあえず「かわいい」に関する論文を色々と読んでみることにしました。

※繰り返しますが、本記事のテーマは”大真面目に考えてみる”です。大真面目すぎるので、27歳のかわいかったところまとめの章にさくっとジャンプしていただいても全く問題ありません。

※以下、論文引用元は明記していますが、あくまでも趣味に関するブログ記事として硬い文章になりすぎないように意識しているため、厳密な論文執筆のルールには則っていませんのでご容赦ください(というか卒論以来そんな文章書いてないので完全に書き方を忘れました)(あーあ)

 

そもそも「かわいい」ってどんな意味?

まずは、私がじゅりちゃんに感じる「かわいい」という気持ちについて真剣に考えてみるにあたり、前提となる「かわいい」という言葉の定義から確認していきます。はじめに辞書的な語義の変遷を振り返った上で、言葉の捉えられ方の変化についても簡単にまとめてみました。

※下記内容は自分なりに文献を読んでまとめたものですが、学生時代の専攻とはかすりもしない分野ということもあり、基礎となる前提知識が欠如した浅い読みになってしまっている可能性は否めません。誤った内容あればそっとご指摘いただければ嬉しいです。やさしくね……(小声)

「かわいい」の語源と語義の変遷、現代における捉えられ方

「かわいい」は「かほはゆし(顔映し)」が転じて「かはゆし」になったとされ、当初は良心が咎めて顔が赤らむ様から「気が引ける」「恥ずかしい」の意味を持っていたと言われています。その後、鎌倉時代から安土桃山時代にかけて「気の毒で見ていられない」「不憫だ」という意味で使われるようになり、江戸時代に「愛らしい」という語義が加わったことで、「不憫な」という意味は「かわいそう」という語として分離しました。ちなみに、現代で言う「かわいい」の感覚は、古くは「うつくし」という語で説明されています。*1枕草子の『うつくしきもの』などが有名ですね。「うつくし」はもともと親子、夫婦などがおたがいをいとしく思う、肉親の親愛の感情をあらわす言葉でした。平安時代になってから小さく可憐なものへ向ける愛情として、かわいらしい、愛らしいという意味になったようです。*2 

尚、『うつくしきもの』の中には「うつくし」と同様に「かわいい」と訳されることのある「らうたし」という語も用いられていますが、これは「うつくし」で説明される「かわいい」に加えて「か弱いものを守ってあげたい」という感情も含まれています。*3

さて、「かはゆし」の意味が変化した理由については明らかではありませんが(私のリサーチ不足かもしれませんが…)、小さいものや弱い者に対して手を差し伸べて保護したくなる感情と、気の毒で見ていられないという感情は近いものがあり、「気の毒だから助けてあげたい」から「愛らしい」へと意味が転じたと考察されています。*4以上のような背景を踏まえてみると、「かわいい」という言葉に対して「下に見られているように感じる」という反応があるのも頷けるような気がします。

また、大辞泉が2013年に実施した『あなたの言葉を辞書に載せよう。キャンペーン』*5において「カワイイ」という言葉に集まった案の中にも、「本人の演出によらぬ、自然な愛くるしさ。」「子犬、子猫を見たときに、胸がキュンとなる心の変化のこと。」といった意見がある一方で、「自分よりも美的格付けが下だと認識した際に発する暗喩。」「特筆すべき長所の無い人、物、動物、仕草に対して肯定的である旨を伝える際に使用する言葉。」「①語彙に乏しい者が様々な愛らしさを表現する言葉。②もっとも平凡で無難なお世辞。」等、「かわいい」をマイナスの意味で捉えた表現が散見されました。

しかしながら、「かわいい」を愛らしい、愛おしいという意味でポジティブな文脈において使用する対象の範囲が時代と共に広がってきたことも確かです。

「かわいい」を向けられる対象は奈良時代は主に肉親に限られていたところから、徐々に肉親以外の子どもや恋愛関係の男女、さらに人物以外にまで広がってきました。また、人物以外(非人物)の詳細についても、平安時代では小動物や工芸品を指すものが殆どでしたが、室町時代には愛着を感じた虫や、詩などの無形の概念をも「かわいい」の対象になったと報告されています。*6

デジタル大辞泉の「かわいい」項の補説にも「近年は用法に広がりがみられる。人に対しては、従来対象とされた子どもや年少者以外にも、『かわいいおじいちゃん』のように用いられ、物に対しては、従来の小さいもの以外にも、『かわいい建物』『かわいい車』などと用いられる。弱さや小ささに限らず、好ましさや親しみを感じさせる人や物について用いる例が増えている。」と記されており、対象の広がりが見て取れます。

もっとも、室町時代の時点で日本人は無形の概念に向けても「かわいい」という感情を抱く域に達していたのですから、現代における「かわいい」の対象範囲の拡大も、さもありなん、といったところでしょうか。また、ある意味では「かわいい」の対象がなんでもありになったからこそ、特筆すべき褒めるところが見つからないときにその場をしのぐお世辞として使われている側面があるとも言えるかもしれません。

※完全に話は脱線しますが、女が女に言う「かわいい」はとりあえず会話を円滑に進めるために本当にそう思ってなくても使われているものだとか、本音では馬鹿にしてるとか、そういう論に触れるたび、うるせぇ~~~!!!と思ってます。この世には女の敵は女だということにしたい人が多すぎる

 

私にとっての「かわいい」とは

さて、ここまで「かわいい」という言葉の語義の変遷や対象の拡大に伴う認識の多様化について触れてきましたが、私という一個人に立ち返ってみると、「かわいい」という言葉はどんな意味を持っているのでしょうか。前段あれこれ長々と書いたものの、結局この記事で明らかにすることを試みたいのは唯一”私にとっての「かわいい」の正体”に他なりません。

じゅりちゃんについてなにかにつけ「かわいい」と表現してしまう私が、その言葉にどんな思いを込めて発しているのか。「かわいい」を大真面目に考えてみると言ったからには、そこに一定の見解を得ることがこの記事の目指すべきところかなと思います。

幸いにして私は日夜じゅりちゃんに「かわいい」と叫び続けるTwitterアカウントを所持しており(妖怪の自己紹介?)、自分の目で見て感じ取ったことの記録があります。

前置きが長くなりすぎて忘れかけていましたが、せっかくお誕生日をお祝いするために書き始めた記事なので、ここからは27歳のじゅりちゃんの1年間を振り返り、私が「かわいい」と思った瞬間について、その要因を分類しながらまとめてみようと思います。

感情が動かされるタイミングや内容に何かしらの傾向があるのであれば、それが私にとっての「かわいい」の正体を掴む糸口になることでしょうし!ね!

 

27歳のじゅりちゃんのかわいかったところを分類してみる

…ようやく本題にたどり着きました(ここまでで既に6,000字)(本気?)。

ここでは私自身のTwitterアカウントを対象に、「かわいい」に類する単語を含むツイートを抽出し、「かわいい」を感じた要因によって(1)ビジュアル・造形(2)語彙・言葉遣い(3)仕草・行動(4)考え方・発想(5)選択(6)個別の関係性によるふるまいの6種類に分類し、それぞれの項目ごとで可能な限り時系列順に並べています。謎のタイミングで突然思い出したかのようにツイートしていることもあるのでその場合は実際の出来事と前後していますが。また、もちろん複合的要因による「かわいい」も数多あり、中々判断がつかないものもありましたが、個人的に最も近いと感じられる項目を採用しました。

尚、当時のツイート内容を元に編集・要約(その過程で「かわいい」に類する単語が含まれない文章になっているものもあります)をおこなっていますので、当たり前に文字起こしとしての正確性はありませんし、そもそも発言を引用せず印象のみを語っているものも多々あると思っていただければ幸いです。ちなみに、折角なので(?)各ツイートには簡単に説明や感想を加えました。そういうことをするからありえん長い記事になる。

ツイート検索の対象としたのは下記条件の通りです。

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アカウント名:@Par_uxx

抽出期間:2022年6月15日~2023年6月14日のツイート

検索語:「かわいい(カワイイ・可愛い)」「かわいすぎる(可愛すぎる)」「カワヨ」「かわよい」「かわゆい」「かわいさ」

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※参考文献はリスト化したにも関わらず恐縮ですが、下記については自分のツイートの引用なので言及事項の出典が明確でない場合が殆どです。JGRとか該当の動画リンク貼りたかったけど力尽きた。ですのでこれは事実の記録ではなくあくまでも私という一個人の感想の羅列と捉えていただければ…だが、情熱はある(言いたいだけ)

 

(1)ビジュアル・造形

じゅりちゃん、大前提として見た目がめちゃくちゃかわいい!!!

私は特に後頭部がころんと丸いところと指先がちいこくて華奢なところと瞳の水分量が桁違いなところが好きです。

しかしながらツイートを振り返ってみると、意外にも見た目に言及した「かわいい」は少ないことがわかりました。

これはじゅりちゃんの見た目がかわいいことは当たり前の情報過ぎて今更書き残していないだけなのかもしれませんが、実際今回読んだ先行研究*7の中でも、「かわいい」を感じる要素について『ベビースキーマ、笑顔、丸み、色』と分類した上で、単にそうした属性を知覚することが「かわいい」なのではなく、対象と自分との関係性を評価することで生まれる感情が「かわいい」であると述べられていました。

また、そこで生じる「かわいい」感情には『ポジティブである、脅威や緊張を感じない、適度に覚醒的である、接近動機づけ(近づいてみたい、もっと見ていたい)がある、社会的交流を求める』といった特徴があるとも論じられています。

※ベビースキーマ:幼い動物が持つ身体的特徴(体に対して頭の割合が大きいこと、目が大きく丸くて顔のなかの低い位置にあること、頬がふっくらしていたり、手足が短くて動作がぎこちないこと等)のこと。これらを持つ個体はかわいらしく感じられ、接近・養育・保護などを受けやすくなると考えられている。

 

これらのことを踏まえると、知覚した事柄を単に文字に起こして述べるよりもそれにより発生した感情・思考を言語化して整理し残すために使用されることの多い私のTwitter(そうなんだ)においては、ビジュアルに関する指摘が少ないのも当然のことかもしれません。

…さて、いい加減に前置きが長くなりすぎましたので、そろそろ本題に移ります。じゅりちゃんのかわいかったところまとめ、ようやくスタートです!!!

 

■フレンチトーストのアレンジ選んでるじゅりちゃん、本当に漫画みたいに綺麗に髪の毛が発芽しててかわいい…

→バリューの真実より。まんまる後頭部から毛束がぴょこんと跳ねていること、割とありますよね。かわいい。

■じゅりちゃんがどれだけビジュアルをいかちく仕上げても咄嗟のパンチが萌え袖超えてシャツの袖にすっぽり拳が収まっちゃってるんだからかわいいが止まらなくてずるいぜ

→ドリボの円盤告知コメントの話だと思います。チャンプモードのじゅりちゃんってオールバックだし大体眉間に皺寄せてるしめちゃくちゃ厳つくてかっこいいし大好きなんですけど、不意打ちでこういうかわいいが襲ってくるので油断ならない。ちなみにドリボについてはフォロワーに言われた「病室のシーン、ベッドで眠るチャンプの寝顔がアザラシの赤ちゃん」という感想が個人的にツボです。これは表情の方の「かわいい」ですが。

■じゅりちゃんって指の第一関節から先が特にちいこくて華奢でほんとうにかわいい。額に枯山水できるくらい厳つく顔顰めててめっちゃかっこいいのに指先の華奢なつくりが一緒に目に映るから脳がバグ起こしてんだよ毎回

→指先がころ~~んとしててかわいいんだ、ほんと。ちなみに私はじゅりちゃんのおでこや眉間の皺を枯山水と表現していますが、じゅりちゃん本人は顔(ニコちゃんマーク)に見えるって言ってました。かわいすぎる。

■帰宅してとりあえずテレビつけたらじゅりちゃんが今日も後頭部まんまるりんでめちゃかわいい

→バリューの真実リアタイ滑り込みすぎてなんの話してるかはわからなかったんですけど後頭部が丸いことはわかりました、のツイートです。後頭部にメロンパン仕込んでんのかってくらい丸い。それはトリビアの種です。

■今日のパシャリ見るとやっぱり頭の形がまんまるで綺麗でかわいいことがよくわかるので、じゅり、ここらで久々に前髪を作るなど、しませんか?

→なんか謎のお伺い立てツイートしてました。どんなじゅりちゃんも好きだけど、CITY初日のサラストまんまる金メッシュひまわりの種ビジュ(呪文?)にいつまでもめろめろになっているので、久々に前髪ありのサラストも見たいよ~~とだけ言っておきます。28歳のうちに宜しく頼む。

■みな実さんと一緒に後ろ向いてるじゅりちゃん、長めの毛束を後頭部に撫で付けてるから筋になっててめちゃんこかわいいですね…後頭部も丸いし

→あざとくて何が悪いの?告知動画より。田中さ~ん!と呼びかけると2人揃って振り向いてくれます。本編もむちゃくちゃに良かったなぁ。年上美女にぺしゃんこにされるじゅりちゃん、ありがたいです。

 

(2)語彙・言葉遣い

私は本当にじゅりちゃんの言葉が大好きで、一貫性のある思考とそれを表明するために選び取られた語彙や言い回しに通う体温(またの名を思慮)を感じながら大切に受け取る時間にたまらない幸福を覚えます。

それらは得てして「かっこよさ」を見出すことができる強さと正しさなのですが、それと同時に、不意打ちで紡がれた言葉たちにはとてつもなく「かわいい」を感じることも多くあります。

特にANNは毎週生放送で1時間半おしゃべりしてくれるので、咄嗟の語彙のかわいらしさに触れる機会がたくさんあって本当にうれしいなと思います。もちろんYoutubeもテレビも雑誌もMCも全部かわいいけど。

 

■「シャウエッセンさん」って呼んだ後で日本ハムさんのシャウエッセンさんって言うのは重なって座りが悪いからってなったのか「日本ハムさんのシャウエッセン」に落ち着いたじゅりちゃん

→じゅりちゃんがよく使う美化語(お魚、お醤油、お赤飯など)もめちゃんこかわいいけど、「~さん」も割と頻出の言い回しでたまりません。

■じゅりちゃん、無人島の蚊のこと「腹減ってる」じゃなくて「お腹空いてる」って言う

→対象へ向ける気持ちがとってもやわこいが故の言葉遣いだなぁと思います。じゅりちゃんって蚊にもやさしいんだ。

■お芝居で色んな職業を演じてるSixTONESのことを「ほぼキッザニアみたいなもんだな」って言うじゅりちゃん

→これがフォロイーじゃなくてアイドルの語彙なの、大好きすぎます。楽しいよねキッザニア

■テロップになった文字とじゅりちゃんの実際の発言の差異を見るのが好きなオタクなんですけど、今回は「家に行って」って文字起こしされてるところを本当は「おうち行って」と発話しててめちゃかわいい

→家ついて行ってイイですかの告知コメントより。過去の例だとネオコロッセオの時に「小さい変化でも大きい一手」とテロップ文字起こしされていた箇所の実際の発話が「ちっちゃい変化でもおっきい一手」だったこともあります。

■文字起こしがどれだけ発話と近いかはわからないけど、じゅりちゃんの雑誌の受け答えって「~だと思うの。」で結ばれること割と多くてありえんかわいいな

→私は雑誌のライターじゃないので真相は永遠にわからないけど、特定の誌面でそうというわけではなく色んなところでこのやわらか~い口調を見ることができるので、本人の実際の発話に近いんじゃないかなんて思ったりもします。俺リリも割りとこの文体で書いてくれるし。

■映画館の匂いが好きで映画を観ないのに映画館のロビー行ってみたりするじゅりちゃん、慎太郎にめっちゃ変な人じゃんって言われて「映画館観ないで映画のロビーをちょと、うろうろしてみたりとかしない…?」っておそるおそるお伺い立てにくるの愛おし、かわゆし

→ANNしんじゅり回より。「ちょっと」が「ちょと」になるじゅりちゃん。

■じゅり「俺が今マイクの〝もふもふ〟ちぎったらこれも民間人初?」

→これもANNより。風防のこと〝もふもふ〟って言う。ちなみに埃取りに使うハンディモップのことも〝もふもふ〟って言います、じゅりちゃんは。

菊花賞をすんなり読めなかったじゅりちゃん「おっきいレースがあるんだろうね?競馬のね?」

→またしてもANN。競馬に対するふんわり解像度、かわいすぎです。

■ファーストテイクのこと「6人のおそろいの思い出」って言うじゅりちゃん

→22年12月発売の月ガイより。6人のおそろいの思い出って言い方、めっちゃいいですよね。

■バリューの真実ドラマ『たいせつを探して』の告知コメントで「上手にできたかは置いといて、頑張った、です。頑張ったです!」  と話すじゅりちゃん

→なんてかわいいの……

■ゆごじゅり自衛隊ロケ、前に乗らせてもらったホワイトアローズと比べて入り口が全然違うんだね~ってお喋りしてる時「こーやって、この、こっちいかないでくださいって言って」ってにこにこしながら思い出を振り返ってたので風磨が来たことに気付かなかったじゅりちゃん

→お喋りに夢中でマブのサプライズ登場に気づかない無邪気さ

■お掃除ロボットの話するじゅりちゃんの語彙 「いただいたの。」「でね、」「めちゃくちゃおりこうなの。」

→一時期各誌でお掃除ロボットの話いっぱいしてくれてたじゅりちゃん。全文起こさなくてもこの文末たちだけで信じられないくらいかわいくないですか?

■「大きくて」の発音は〝おっきくて〟でも十分かわいいのにじゅりちゃんは更に上のステージにいるので〝おっきいーくて〟って言う

→いとおしいーくて堪りませんね。

■じゅりちゃんやっぱ滑舌甘くてかわいい 「あれでしょ?」が「あれだしょ?」になってる

→ANNより。深夜特有の舌の回らなさが好きです。

■「やほやほーー」から始まって「最近ね、」で導入があって「これがないとダメね」なのすごい、じゅりちゃんの文字打ちの全てがめちゃかわいい

→俺リリより。自分のファンに向けてぽそぽそ話しかけるときの言葉選び、なんだかとってもまろやかになります。

■JGRのじゅりちゃん「タコさんこの人を先に連れてってください!この人わるい人です!ぼく魚見てるだけです!魚だぁーいすき!」

→これは流石に意図的なかわいいだと思います!!!好き!

■「俺なんかさぁ、昨日?一昨日ぐらいにさー、車でさぁちょっとさ街をさぁ〝ぶん〟と走ってたらさ」ってじゅりちゃんが車を走らせること〝ぶん〟て言うのめちゃかわいいし、それを受けて北斗くんが「ぅん、〝ぶん〟とね?うん。いいねぇ」ってやわらかく相槌打ってるの良すぎる

→ほくじゅりANNだ~~!やわらけぇ

TOKIO兄さんとのエピソードを話すじゅりちゃん「ガチャってメイクルームのドアが開いてTOKIOさんが出てきたの」

→QLAP!より。これも雑誌での発言だからどこまでじゅりちゃん自身の言葉かはわからないですが、ここまで各誌でその口調で喋られるとやっぱりかなり実際に近いんじゃないかと思ってしまいます。

■じゅりちゃん、勝利に次じゅりくんからですよって言われて「え、あ、ちょっと、じゅりくんからですか」って一人称じゅりくんになっててかわいかった

→JGRのじゅりちゃんっていい意味で肩の力が抜けてて不意打ちの反応がかわいくなりがち。

■JGRじゅり「ブロッコリーがプンスカしてるぞお前!」

→ゆごじゅり2人回ですね。ぷんすか…

■じゅり「お人形さんの感じ」「お歌の授業」

→流石にかわいすぎてANN聴きながら嘘でしょ!?って言った(言ったんだ)

■ABAREROのMV撮影で肌寒い屋上に立って「観てる人はあたたかい春に観るんですよね」って呟くじゅりちゃん

→ごめん、これ6月のツイートなんですけど(遅刻)、明確に4月発売のシングルのメイキングの感想なのでこのあたりに入れさせていただきました。あたたかい春っていう捉え方がすごくやわらかくて好きだったな…観たの梅雨でごめん。

■ソロカット撮る前に「リップをミスっても怒らないって約束してください!」って言っておくじゅりちゃん、2回まで!と返されるじゅりちゃん、愛おし~~ね…

→これも6月のツイートです!ABAREROの話だけど!!メイキングのカメラさんと喋るじゅりちゃん、ボケの温度感がかなり好みなんですけど(衣装が数tの重さなのに涼しい顔して頑張ってます、という通称トンシリーズとか)、ABAREROのときもこの曲のテーマは夢と希望、裏テーマには愛があるので主に小学生に届けたいなどと言っていました。淡々と。

■じゅり「ドラム屋さん」

→ドラム初挑戦のじゅりちゃんが楽器店を前にして言う「ドラム屋さん」からしか得られない栄養ってあると思う。

■ダディを「ゆーご」表記で呼ぶのもカヌレぽい髪型は崩れるじゃなくて「ほどける」なのも言葉の端々からかわいいが漏れちゃってる

→ANNゆごじゅり回、お前の髪型カヌレっぽいなって言った次の日に証拠写真を俺リリに上げてくれたけどほんとはもっとカヌレだったのにほどけちゃって…ってなんかうにゃうにゃ言い訳しててかわいかったです。

■「少しのんびりできたよん」「バルコニーで陽浴びた!!」「珍しいでしょー??」

→俺リリのじゅりちゃんが教えてくれる日常のすべて、ちょっと流石にかわいすぎます。

■じゅりちゃんの「こまってこまってこまってこまった挙句」という言い回し、めちゃくちゃ言葉こねこねしててかわいいな…

→俺リリ声ログより。こねこね

■ゲームで攻撃受けると高頻度で「痛いよぅ…」って言ってるじゅりちゃん

→JGRのじゅりちゃんってなんでこんなにかわいいんでしょうね。

■じゅり「初デートでゆっちゃったの!?ウツボに似てるね君、って!?初デートでドンキ行ってウツボに似てるねってゆったの!?」

京本大我のANNに必死にツッコミという名の合いの手を入れるじゅりちゃん。「言う」を「ゆう」と発話しがちなの、イチオシかわいいポイントでもあります。

■誕生日お祝いしてくれなかったら怒っちゃうじゅりちゃん「がぁっ!って言って鬼になるからね?おに、おに」「ぐっ!と鬼になって、がっ!!といくからね」

→ANNゆごじゅり回より。メンバーに誕生日を祝ってほしいことかわいく伝える選手権優勝作品すぎます。ちなみにじゅりちゃんは誕生日お祝いしてくれないと鬼になるし舞台あってもマネージャー経由でプレゼント渡したりもできるよね?とか言うけど絶対的に物品を求めてるわけじゃなくて、テレビ電話で祝うことも選択肢の1つに入れてるのとか、本当にいじらしくてかわいいよね。

■楽屋を綺麗にしておくことが習慣化しているので「グループ対抗お片付け大会」があったら自信あると語るじゅりちゃん

→23年6月発売のPOTATOより。自分で命名した大会タイトルこんなにかわいくていいんですか?

 

(3)仕草・行動

私がじゅりちゃんに抱いた第一印象は「かっこいい」あるいは「厳つい」でした。今もそれを感じる瞬間は変わらずありますが、何気ない仕草や行動を見て「かわいい!」となることもかなりあります。

じゅりちゃんから無防備に漏れ出る「かわいい」に直面するたび撃ち抜かれて、忘れたくなくてせっせとツイートに書き残してきましたが、私はどうやらこの"無防備さ"が相当に好きなようです。

 

■自宅で使う掃除機の先っぽ(ノズル)を掃除する箇所によって使い分けていたもののどれが何用かわからなくなってしまいネットで調べてビニールテープ貼って油性ペンで「カーペット、とか」書くことにしたじゅりちゃん

→掃除機の先っぽを場所ごとに使い分けようという几帳面さからして愛おしくないですか?じゅりちゃんの自宅エピって意外にもちまちましててとんでもなくかわいいです。

■寝癖がついてハート型になった前髪を崩さないようにそっと起き上がって自撮りするじゅりちゃん、パンツが見えないようにそっと走るミニスカート陸上のじゅりちゃん

→これは明らかに「倒れないようにケーキを持ち運ぶとき人間はわずかに天使」という短歌を意識したツイートでした。何かを守るために慎重に動くとき人はとてもかわいい

■日頃じゅりちゃんって呼んでもらってる相手とは言え、街でたまたま遭遇した芸能界の先輩へのご挨拶で「田中です」でも「田中樹です」でもなく「じゅりです」と名乗ることのかわいさ、天井知らずだな

→「じゅりです」という名乗り方、めちゃくちゃにかわいいです。というかここまで触れてこなかったことが不思議なほど「じゅり」ってお名前がかわいいんですよね…噛みしめ……

■フランスパンちょっと焦がしちゃって包丁でしゃしゃしゃって落として綺麗にするじゅりちゃん

→ANNより。焦げ付きをしゃしゃしゃって落とすという行動も説明の言葉選びも全部かわいい。

■2連戦やった!ここから2連戦!でカニさんになってギャルピースできゃぴきゃぴすんの2回もやってくれちゃった……

→JGRマリカ生配信、ゲームの上手さではなくガヤ王(盛り上げ役)としてお呼ばれしていたじゅりちゃん、カニさんピースして盛り上げてくれちゃって本当にかわいかったです。

■じゅりちゃんが存在しない新宿北口のこと余裕で歩けるし!!!おれ都民だから!!!って胸張ってたのかわいかったなぁ

→これはANNのえっへんじゅりちゃん

■お掃除ロボットが自分でお家に戻れること知らなくて最初のうち毎日戻してあげてたじゅりちゃんめちゃくちゃかわいいし、ちょっと目を離した隙に自分で戻っていったの見て感動するじゅりちゃんもめちゃくちゃかわいいし、最終的にお掃除ロボットのことを「そのコ」呼びしてるのなんて倒れるほどかわいい

→お掃除ロボットエピぜんぶかわいくてびっくりした。次もすごいかわいいです。

■番組のスタッフさんからもらったお掃除ロボットに加えてなんか高いけど性能が良いし…と思って自分でもお高めのお掃除ロボット買い足したじゅりちゃん稼いでる男って感じで痺れるけど、実際には高性能高価格の1台じゃなくて得意分野の違うお掃除ロボットが2台届いちゃって結局今3台のお掃除ロボットと暮らしてるのドジっ子でかわいすぎない?

→ちなみにじゅりちゃんの家にお掃除ロボットが3台いることについてジェシーさんは「少年隊じゃん!」との感想を述べています。おもしれ~男

■疲れてきたのか大袈裟なくらい腕ぶんぶん振ってトンネル進むじゅりちゃん、みんなのうた出身の人?

→最近バリューの真実で肘から下を大きく振る歩き方は3歳以下の子どもに多く見られますって言われてたじゅりちゃん、いっぱい歩く外ロケでその仕草がよくわかります。

■俺がTikTok出ることになったらわかりやすくかっこいいやつしか上げない!!!などと息巻いてたものの現状(へにゃ…照り……)のかわいい動画アワード優秀作品みたいなのしか見当たらないじゅりちゃん

→メンバーと一緒だと楽しい♪が先行するのに一人で撮られると途端に照れが勝つところ、びっくりするほど愛しいです。

■じゅりちゃんって自分が喋ってる途中で他の人が話し始めたら一旦それをしっかり聞いた上で話しが一段落したらまた戻って自分が言いたいことちゃんと言う人ですごいかわいい

→ちゃんとしているぜ…の感嘆と、それでもやっぱり話は聞いてほしい!のかわいさとの塩梅が絶妙でとっても好き!

ポケモンセンターのお姉さんにポケモン預けて「ちゃんと返してくれるのかな…」ってちょっと不安そうに言うじゅりちゃん勝手にポケモン初見のひと大喜利始めててかわいい

→JGRより。これは語彙の項目に入れようかと思ったんですが、ここでボケるという行動とそのボケの中身がかわいかったので。

■ドラゴンの真似で自分の手を恐竜さんの前脚みたく構えるじゅりちゃんめちゃんこ可愛かったけど、映像配信されてるという自覚の元の行為なのか日頃から実はあんな感じでいつもジェスチャーしながら喋ってるのか…

→ミュージックソンのYoutube配信より。どっちにしろかわいいんだけど、意図がどちらなのかによって刺激されるツボがちょっと違うんですよね。

■何も告げずに袖で無言で縄跳びダンスをし続けてこいつもしかして縄跳びダンスするかもしれないぞ…?と思わせるようにしたじゅりちゃん

→紅白舞台裏、人見知りなので声はかけられないけど無言でへんてこなことしちゃってたらしいです。

■書くことない!!!って言いながら1日でめっちゃ密度高く色んなこと書いちゃうのも超かわいい。分割したら数日分のブログネタ確保できるのに、今日あったことは今日お喋りしたくなっちゃうじゅりちゃん

→毎日更新チャレンジ、ほんと~~~に続いててすごいです。この時はまだ始めて10日くらいで、こっから100日越えの連日更新を達成するとはさすがに思ってなかった(これは信用してないとかそういう話では全然なく、単純に仕事の都合で難しい日があるかもしれないしあんま気負わずやってくれたらいいな~と考えていたからです。これは今も変わらず思ってることだけど)。

■じゅりちゃん、音声上げてると思ってたのに動画だったり自撮り載せるって言ったのに載せ忘れたりダディーと仕事だから写真撮るってわざわざ宣言したのにお喋りが楽しくて撮りそびれたり何食わぬ顔で手作り具無しアヒージョ披露したりとうとう肝心の統一ハッシュタグ添えわすれたりほんとすごい かわいいぞ!!!

→#毎日更新チャレンジ のタグを初めて付けなかった日のツイートらしい。短い間にどったんばったん大騒ぎしててめっちゃかわいいんですけど、この後もまだまだかわいいが続くことを、当然のことながらこの時の私は知らない。

■ボイスメモで録音して提出したら〝声のやつ〟ができることをちょっと得意げに教えてくれるじゅりちゃん可愛すぎるよーー!うっかり動画で投稿しちゃったの初日から我々はずっと気付いてた事実はみんなで墓場まで持っていこう

→真っ暗なとこで撮った動画を投稿して北斗がやってた音声ブログ俺にもできた!楽しいかも!ハマりそー!とるんるんだったのにボイスメモじゃなくて動画だったことに気づいてめそめそして、しばらくして声のやつのやり方についに〝気付いた〟じゅりちゃん、めっちゃ自信たっぷりに話し始めたのに結局「なんだっけこれ、レコーダー…?うんとそのぉ、、」ってあやふやねこちゃんになってました。なんでこんなかわいいんだろうこの人。

■声のブログのやり方わかって俺はついに辿り着いたんだ!!!神の領域だ!!!!!って喜び勇んで更新した次の日に口内炎できたから喋りにくくて声のブログ更新できない……ってぺしゃぺしゃになりながら事情説明してくるじゅりちゃん

→ここまで読めばわかる通り俺リリのじゅりちゃん本当に毎日かわいいチャレンジでしかなくてすごいです。とりあえず深呼吸してチョコラBB飲みなよ

■じゅりちゃんがいっぱい付けてるタトゥーシールはさぁー、セクシーなかっこよさを纏うための行為の途中経過に「水を含んだティッシュでぽんぽん叩いて肌にタトゥーシールを転写する」というどう転んでもかわいすぎる行いがあることが良いんだよね かっこいいを目指す過程がかわいかったらもう無敵だ

→これはもう本当に”そう”

■恭平にちゅきちゅきポーズを教わるじゅりちゃん、ピースを閉じて…って言われたら「寿司ね」って小ボケ入れるとこかわいい

→特に拾われるとかもなく回転寿司の如く華麗に流れていく小ボケ…

■カレー半分食べてから(あっ今日このくらいルー消費したな…!)と思ってじゃがいもにルーつけて食べて(あと残ったやつ全部いけるな…!)ってなって残りのルーを全部ごはんに食べるじゅりちゃん

オーベルジーヌの食べ方を丁寧に教えてくれるじゅりちゃん、用心深く計画的に生きていてとってもかわいいです。

■「たなかじゅり!ドラム、始めます!がんばるぞっ!(萌え袖ガッツポーズ)」

→ララLIFEより。これは言い回しに入れようかなとも思ったんですがこのかわいいの本質は萌え袖ガッツポーズにあるような気がします。

■じゅり、ミニスカ姿でキック繰り出す前におててをぎゅ…と握っててちょうかわいいし、パンツを見せたくないあまりに相手の脛のあたりをちょん、と蹴るという大変かわゆい仕上がりに……

→繊細な仕草、丁寧な挙動。スカートの中身を見せないための慎重さがとてつもなくいじらしく愛おしく感じます。

■じゅり「パンちゃんって呼んでね」優吾「パンちゃん」ジェシー「パンちゃん」じゅり「パ~ン…」ジェシー「かわいい どうしよう」

→これは言い回しも結果的に一連の流れを引き起こすことになったマインドも全てがかわいくて大変なんですけど、全部まとめると表出した行動、このタイミングでこのボケを入れてきたことがかわいいな、って。どうしようね。

■心理学を駆使した架空の鬼ごっこを仕掛けられたじゅりちゃん、鬼の登場にびっくりして両手が胸元でねこの手になったまましばらく固まってしまってそのまま説明聞いてるの冒頭からめちゃくちゃにかわいいのですが…

→警戒心が故の仕草も出力がこれだと申し訳ないけどかわいいに繋がってしまうんですよね。まじでごめん。ずっと安全ではいてほしいです。

■ハマダ歌謡祭でこがけんがD.D.歌い始めるの待ってる時のじゅりちゃん嘘みたいにかわいい手してたな

→上に同じくの仕草ですが、これは別に警戒とかではないのでシンプルに胸元でねこの手作ってぎゅ…として立つのがじゅりちゃんの癖である可能性もあります。そんなかわいいことある?

言い訳MaybeでバックダンサーについたJ2、じゅりちゃんが「それが恋だと♪」のとこで首こてんと傾げてるの本当に本当に本当にかわいい

→ハマダ歌謡祭大感謝すぎてTBSに足向けて眠れません。

■自分の名前が焼印されたスパムおにぎりを大我さんに差し出して断られるもめげずにメンバーに配り歩こうとするじゅりちゃん

→いじらしすぎるでしょうが!!!!!!(ViVi撮影裏話より)

■頬袋ぱんぱんにしておれボンゴレが一番好きなんですよって言ってるじゅりちゃん、ちゃんとスタジオで「かわいいなぁ」って言われててお気付きになられましたか!?!?!?!?になった

→多分これ言ってたのギャル曽根さんなんですよね。お気付きになられて…嬉しいね……

■POTATO撮影風景のじゅりちゃん、お魚ぴちぴちさせちゃ王選手権のとき自分の番が来るまで静かに ちゅん… と座って省エネモードなの本当にいとしいな

→すとーんずのおしごとより。そもそも「お魚ぴちぴちさせちゃ王選手権」というネーミングセンスに脱帽です。脚の間にお魚のぬいぐるみを挟んで歩くレース、脚が細すぎてお魚がずり落ちてしまうじゅりちゃん。

■ホテルの椅子は硬いし立派な縁ついてて寝にくいけど床は絨毯でやわらかいしテーブルの下なら暗くて寝やすいからという理由でテーブルクロスの内側で寝てたらマネージャーに焦って探されたじゅりちゃん、やっぱ変な子なんだよこの人も…

→直近のJ2テレステで明かされた「こっから」MV撮影中のじゅりちゃんのエピ、さすがに家猫によくあるやつでびっくりしました。しっかり者なのに突然超マイペースなとこ見せてくる。

■「あざとくて、何が悪いの?」を言った後に照れてはにかんで俯くというめちゃくちゃかわいいことやったあとに今の全部計算ですよ?って言って得意げな顔するアイドルが好きだし、出来ればその上でそんなの最早わかってますけどみたいなお強いお姉さまに更に斬りこまれてたじたじになってほしいと思ってたから、じゅりちゃんって細部の細部まで助かるアイドルすぎる

→告知コメントのじゅりちゃん伝説的に最上級の"田中樹"でよかった。当たり前の顔して田中樹がやる「あざとくて、何が悪いの?」の大正解を叩き出すあたりブランディング能力が高すぎます。

■ハモリに釣られまくるじゅりちゃん、両手パーにしてなんかの抵抗のポーズしてる、かわいい かわいいので何も悪くないよ

→ハモリ我慢リベンジでもむちゃくちゃになったじゅりちゃん、コーラス隊の方に「自分でわかんなくなってるから、頼るのが彼しかいない」「彼にすがっちゃう」とか言ってて、そんなんめろめろになってしまいますが……

 

(4)考え方・発想

じゅりちゃんの、考え方や発想が「かわいい」と思うこともよくあります。

それらの要素が表に出るにあたっての言葉遣いや行動がかわいいことも多々あるのですが、そもそもの出発点としての物の見方や思考もかわいいんですよね、じゅりちゃん。

思考回路がかわいいとなるといよいよ無敵。

 

■どんなグループにも進行/まとめ/MCにあたる役割の人がいるから自分がそれを担えるようになれば重宝されるだろうな…という意図の話なんだろうけど、それを「大事にされるなぁ~と思って」と言語化するじゅりちゃんのせいで唐突に家で猫ちゃん撫でるみたいな質感の話になってしまった

→シングルのラジオプロモより。大事にされたいじゅりちゃん、絶対大事にするからな(泣)(泣)

■まだ長崎・佐賀に足を運んだことのないから「いつかまた6人でも1人でも長崎、佐賀にお邪魔できたらなと。そのときは優しくしてください」と話してコメントを〆るじゅりちゃん、大事にされたいし優しくされたい子なの超かわいいだろ

→上と同じく!!!

■しゃっくり100回連続でやったら死ぬって言われてちっちゃい頃ちょー怯えててしゃっくり続いた時は怖くて30回くらいまで数えてたじゅり…こんなに立派に大きくなって…(ホロリ)

→勘弁してほしい(かわいすぎて)

■Cat Callのみゃおみゃお鳴くとこどうかっこよく表現すればいいんだろう…と思って照れ臭くなりながら歌入れしてたじゅりちゃん、みゃおみゃおでもかっこよく鳴きたいという意識があるのその時点でもう可愛いからごめんだけど諦めてほしいかも

→Cat Callのじゅりちゃん本当にとんでもなくて2023年上半期は完全にCat Callに頭を支配されていました。早く円盤化してもらって自宅に閉じ込めてしまいたい、Cat Callのじゅりちゃんを。

■ジョンのじゅりちゃん初登場からレモンの持ち方上達してて最近褒められるって鼻フンフンさせながら自慢してくるのかわいすぎる

→褒められて嬉しかったこと素直に教えてくれるのめっちゃかわいいし、褒められた内容がレモンの持ち方って…(泣) ※鼻フンフンさせてたのは私の幻覚です←でしょうね

■うさぎさんおみくじのじゅりちゃん、自分考案のラッキーネーミングが「たなかぴょんじゅり」のかわいさも然ることながらラッキーパーソンが「夜中の2時にジムにいる30代の男性」なの面白怖すぎる 誰ですか?それは

→週ガイか月ガイだそうです(元ツイートにはガイドとしか記載なく…本の山から引っ張り出すことを諦めました。すみません)。年末になるとテレビ誌が干支をからめてアイドルに動物の耳カチューシャをつけさせたり着ぐるみを着せたりしてくれてありがたいです。たなかぴょんじゅりさん本当に面白カワヨ怖くて大好き。

■キーケースに鍵じゃらじゃら付けたくて実家の同じ鍵2つつけてたじゅりちゃん

→ミュージックソンより。ちびっ子じゅりちゃんのその発想がめちゃくちゃかわいいです。子どもの頃ってなんか鍵いっぱい持ってるのかっこいいなって思ってたよね。

■22時に寝るってスケジュール入れられたら22時に寝なきゃな…ってなるじゅりちゃんほんとうに律儀でかわいいし夜泣きとかしないんだろうな えらい

→後半なんの話してる?(自分のツイートでしょうが)

■今日の俺リリとか流石に可愛いって言われるの狙ってやってんでしょ!?(怒)って感じだけど、じゅりちゃんは世間であざといとされる行動について「俺に好かれたい一心でやってるんだと思うから可愛いなと感じる」って言ってたから確かにそうだね!の顔になってしまう。かわいいです。

→2月から始まった俺リリ毎日更新チャレンジ、本当に毎日びっくりするほどかわいいんですけど、じゅりちゃんがファンに見せたい自己がこれなんだ~って思いながら読むと自然と目尻が溶けてなくなります。

■無限に撃てる大砲に対して「昔の海賊とかは欲しかっただろうねこれ…」のじゅり本当にかわいい。予測してなかったとこで急に童話が始まる

→JGRより。ゲーム内に登場した大砲を見て海賊に想いを馳せることあるんだ。

■じゅりちゃんがオリジナルで捻り出した甘~いお菓子の設定「マシュマロの精霊」「グミ坊や」

→ANNより。深夜ラジオにおけるじゅりちゃん、時折びっくりするほどかわいい思考回路でなんか言い始める。

■決まったものしか食べない理由が「怖いんですよ!」なじゅりちゃん、〝「期間限定なんて、食べないです。絶対。めちゃくちゃうまかったら定番メニューになっているはずじゃないですか!」と声を荒げる。〟ってもう記事の文字列ぜんぶかわいい

→未知のものに対する怯えの感情が強めに出てしまうじゅりちゃん、かわいいです。月見バーガーあんなに好きなのに。多分月見バーガーのことは季節の風物詩として定番メニューだと思ってるんでしょうね。

■リスナーが自分のうちわ持って公演入ってると知ってでろでろにとろけるじゅりちゃん愛を浴びることに貪欲で本当にかわいい、大好き

→日頃ラジオでプロレスを繰り広げてるリスナーが実際にライブに来てくれた上に自分のうちわを買ってくれてたことを知ったじゅりちゃん嬉しさが隠しきれてなくてほんとよかった。愛されているアイドルだなぁと思います。

■ダブルアンコのじゅりちゃん、ここからはチケ代+2000円だよ?って言ったら客席が全然出す出すみたいな雰囲気になったから慌てて「いやいや…!サービスだよ!!」ってなってたの可愛かったなぁ。

→これはドーム公演オーラスのじゅりちゃん。ふざけてオラついた後に元来の誠実さが勝ってしまう。まぁ2000円なんて全然出しますけど……

■じゅりちゃん、自分のタイプのこと「おれは甘えん坊パンダ」として記憶してて…パンちゃん……(※正しくは寂しがりなパンダ)

→占い結果が寂しがりなパンダだった時点でかわいいのに、じゅりちゃんに改めて何タイプだったんだっけ?って聞くと事実を凌駕するかわいい回答が返ってくるという学びを得ました。

■笑アセろのじゅりちゃん、終始(もしかしたら俺も急に無茶振りされるかもしれない…!)と思いながら収録中ずっと気を張ってしゃんとしてたんだと思うと本当にかわいいな

→同番組にジェシーが出た時は無茶振りでボケさせられてたので、自分もそうなるかもしれないと警戒して背筋伸びてたことを収録後に教えてくれるじゅりちゃん、いい子だ…

■じゅりちゃんがやりたかったお笑いのフォーマットを認識した上でやっぱり私はじゅりちゃんが自分のパシャリのこと「可愛い写真」って言ってくれたのが超絶うれしくて………君はとても可愛いから…………

→俺リリより。可愛い写真と言って予想できるものでない写真を出すというボケだってちゃんとわかってるけど、それにしたってじゅりちゃんが自分のパシャリを可愛いものとして取り扱ってくれたのがめちゃくちゃ嬉しかったです。てかこの人自分で撮った写真のこと頑なに「パシャリ」って言うの意味わかんないくらいかわいいでしょ。

■普段のパシャリは1人で静かに撮ってるから真顔が多いんだよって一生懸命説明してくれるじゅりちゃん

→だそうです。

■いっぱい寝てるから身長伸びたのかな…のじゅりちゃんシンプルに発想がかわいいのもそうだけどいっぱい寝られてるんだ~嬉しい~~とも思う

→28歳目前にして身長が1.1cm伸びたことをめちゃくちゃめちゃくちゃ嬉しそうに報告してくれたじゅりちゃん、だから最近地面との距離が遠く感じたんだ!とか言ってました。かわいい。

■これかわいい!真似っこしちゃお!ってTikTokの流行りをパロディするマインド大変かわいくて何よりですがReebokのアンバサダー就任したこのタイミングだからこそ具体的なブランド名を出せたわけでそういうところ本当にシゴデキで好きすぎる

→俺リリ音声ブログにてTikTokの流行り(ちびっこがコーディネートを紹介していくやつ)を真似っこしてたじゅりちゃん。私は元ネタを知らなかったので突然じゅりちゃんが自主的にオギャり始めたのかと思って流石にびびりました。

■じゅりちゃんってデカいフレグランスのことデカフレちゃんって言うしサタデースペシャルを擬人化してサタスペくんって呼ぶし名付けセンスがほんとにかわいい

→突然の名付け大喜利に弱めなとこ、すごく愛おしく思います。それと私はガリガリくんの妹の名前は?(答え:ガリ子ちゃん)(直球すぎる)というクイズを出されてひねろうとした結果「シャリちゃん」と答えたじゅりちゃんのことも大好きです。食感に着想を得たんだろうけど、寿司屋のイメージキャラクターの話かと思うでしょうよ。

■一生これしか食べられなくなる呪いをかけられるなら?の問いに対するじゅりちゃん、一旦うどんって答えたのに後出しで「きつねうどんはあり?」「卵入れるのあり?温玉!」「その上にさ、おにぎりとか乗せるのもあり?」ってめちゃくちゃ言い始めてんの本当に屁理屈こねこね坊やでかわいすぎる
→きつねうどんに無理やりおにぎりトッピングしようと画策するこねこね坊や(じゅりちゃん)、言いながら手でおにぎりの三角の形をつくってて仕草までかわいくてすごいし、あれはどう?これは?って認めてもらうの大前提みたいな顔して確認してくるのやっぱりめちゃくちゃ四男だ~…と思います。

オオカミ少年の告知コメントのじゅりちゃん、急ににゅっと現れた大我さんにびっくりしたあと「出てくるのは知ってたけど、思ったより早く来たから…」って理由説明してるの不意打ちに弱くて可愛いし、そう言っておかないとわざとらしい反応だと思われるんじゃないか…みたいな意識がありそうで愛おしい

→カメラの画角の外には当然ずっと大我さんが座り込んでいたわけで、じゃああの驚きようは何?と聞かれたら「思ったより早く来たから」なんです。じゅりちゃんって本当に律儀にいろんなことを教えてくれる。

 

(5)選択

じゅりちゃんにかわいさを感じる事柄の一つに「選ぶものがかわいい」ということが挙げられます。

これは突き詰めると「かわいいものを見出す思考回路やそれを選んでいるという行動がかわいい」になるのですが、せっかくなのでそれらの項目とは分けてまとめてみることにしました。

 

■大きいもの買えるようにちょっとお金貯めておきたいな!と思って物件全買いせず欲しいものに絞って買うようにしたじゅりちゃん、選んだ結果が天むす屋さんなのかわいい。 

桃鉄のじゅりちゃん、天むす屋さんほしかったんだ…

■ライブ前ルーティンとしてコーヒーに蜂蜜入れて飲むことにしてるじゅりちゃん

→喉を労わるくまちゃん

■音感ほしいしピアノできたらいいな…と思ってるじゅりちゃん、実際はねこふんじゃったが弾けるか弾けないかレベルだけどという吐露もかわいい

→ねこふんじゃったが弾けるか弾けないかのレベルのじゅり(かわいい)(反芻)

■スイートポテトとかモンブランが好きで全然自炊しないのに今年の秋刀魚の価格が高騰してることを知っているじゅりちゃん

→秋に対するアンテナがびんびんでかわいいんですよね。秋の味覚が大好きなじゅりちゃん。

■誰と一緒にいるわけでもないのに結局これだよなって小声で呟きながら稽古場で明太パスタを食べるじゅりちゃんとその姿を目撃して教えてくれる風磨、のふまじゅり

→結局明太パスタらしいです。そうなんだ

■チアの女の子たちをバックダンサーにつけてMV撮りたいという願望を「合間にお喋りしたぁい…♩あったかいお茶とかコーヒー飲みながら一緒にお菓子食べて喋るんだぁ、あの子たちと…♩」というフェミニンな願望に昇華して語ることで上手いこと生々しさを回避するじゅりちゃん本当に話術がすごいし絵面がかわいいので勝ち

→じゅりちゃん、ヌン活したいらしいです。これ本当にじゅりちゃんのパブイメのコントロールの上手さを感じて痺れました。女の子だいすき♩と言って憚らないけどそれと同時にアイドルの一線を保つ範囲で物を言う人。

■小悪魔デビルのカチューシャや魔女宅のキキのカチューシャなどの直球カワイイアイテムたちを誰かに乗せられてとか罰ゲームで仕方なくとかじゃなく自主的に流れるように装着してくれるじゅりちゃん

→頭に真っ赤なリボンカチューシャを付けて最適な角度を黙々と模索するじゅりちゃんは現実の存在ですよ!ありがたすぎる。

■お昼ごはんに「ホットケーキみたいなパンケーキみたいなやつ」を食べたことを教えてくれるじゅりちゃん、胃袋の中身までかわいくってどうしよう

→俺リリ音声ブログ更新の締めの挨拶で突然その日のお昼に食べたものを教えてくれたじゅりちゃん、流石にかわいいもの食べちゃったから言っとこかな♩の意図がある可能性がある。

 

(6)関係性を前提としたふるまい

じゅりちゃんについてかわいいなぁと思う瞬間を集めるうち、相手との関係性を前提とした独自のふるまいも相当数あることにも気づきました。

心を許した相手(メンバー、先輩、後輩など)に対する特有の身の振り方が、じゅりちゃん自身がその場に身を置いていて心地いいんだろうなと感じさせられて、言葉としてはあまりしっくりこないですが私自身が「落ち着く」「ほっとする」のだと思います。勝手に。この人になら大丈夫、と思える相手の隣ででろ~んと溶けている(比喩表現)時のじゅりちゃん、めっちゃかわいい。

 

■恭平の説明聞きながら黙って椅子でくるくる回ってるじゅりちゃん開始早々完全に今日は四男でいきまーす!モードになっててかわいい

→JGR荒野行動回、司会進行役を後輩の髙橋恭平くんにお任せしてリラックスモードのじゅり先輩。サンキューきょへ(指ハート)

■仕事ですれ違うと必ず抱きついてきて無視して歩き続けてもずっと抱きついてくるからヤギに抱き付く小猿みたいで「かわいいヤツやな(笑)」と桐山くんに思われているじゅりちゃん

→じゅりちゃんもすごいし、無視して歩き続けられる桐山くんもすごい。関係性がすごいのはもちろん、シンプルに筋肉がすごい。

■稽古も含めて去年の公演で一番印象に残っていることは?の問いに「稽古中、風磨にたくさん食べさせられたことです」と答える田中樹ちゃんかわいすぎる

→マブから食育を受けるじゅり。ごはんはたくさん食べようね。

■髙地と豆まきできない理由を滔々と語るじゅり「ファンの人はわかると思うけど、こいつやってくんのよ!年上感!これは豆をやり合う上ではいらないのよ!あ~樹が豆やりたいんだ、はいはい、みたいな…ダディ感出してくんのよ。ぁ、え~い!みたいな、子どもとやってるみたいなのやってくるタイプなの」

→ANNより。誰とでも豆まきできると豪語する優吾(おもしろすぎる)が嫌なじゅり「誰とでもいけるっていうか、相手誰でも俺やってあげるよみたいなのがあんのよこいつ、根底に!そこで年上の包容力みたいなの出てくんのよ。パパ感出してくるじゃん…」「鬼の仮面を被る人じゃなくて心からの鬼に俺は豆を撒きたい」

SixTONESのメンバーほんとみんないいやつらだよねって言われたのに対して「俺も、メンバーのこと大好き!」って返すじゅりちゃん

→ポポロのなべじゅり対談より。グループ外の人との対談でそのトーンでメンバー評へのお返事するのめちゃかわいいですね。

■ベテラン世代チームで当たり前に若手ポジなのでぺしゃぺしゃなじゅりちゃんの呼びかけが「みんな~!」じゃなくて「メンバ~…!」なのかわいい

→これは慣れた相手に、という先ほどまでの話とはちょっと違いますね。ハマダ歌謡祭でベテランチームに所属するJ2ですがチームの中では圧倒的に若手なので、気遣い屋さんだな…が見て取れるやわらかい振る舞いも愛おしいなと思います。

■メンバーと一緒にいるときのじゅりちゃん、おもろいことがあると高い声できゃははって笑っててかわいいしラジオでも表情が目に浮かぶ声色なのチョ~~好き

→どの瞬間の話なのかわかんないですがSixTONESの中にいるじゅりちゃんって一貫して”そう”ですよね。目尻がとろんとして、口を大きく開けて笑って、ツボに入ったらその場に崩れ落ちたりして。好きです。

■猪狩さんとか恭平とか大光とか自分のこと特別に慕ってくれてる後輩の男の子を前にしてやわこい小ボケ繰り返してちょっと困らせたがるじゅりちゃん人間としてかわいすぎる

→自由気ままに振る舞ってもこの人は自分を好いてくれているという自信が見え隠れしてるところがめっちゃいいです。各位いつもありがとうだ

胃カメラはペットボトルのキャップくらい太いと聞いたじゅりちゃん、その瞬間は普通に受け入れてたけど周りの反応見てそれは嘘だ!!!盛ってるだろ!!!ってなったんだろうなってくらいの絶妙な間があってかわゆい

→ANNゆごじゅり回、優吾の近況トーク人間ドッグより。ダディの言うこと一回とりあえず素直に信じちゃうじゅりちゃんって……

■今日めちゃくちゃおもれーし、じゅりちゃんがずっときゃはきゃは笑っててかわいい。なんと後頭部も丸い

Youtubeの9マス鬼ごっこ!!!名作すぎる!!!!!!SixTONESにまだハマってない友人に何か一つYoutubeを見せられるとしたらこれにしたいかもしれないってくらい大好きでした。好きすぎるのでリンクも貼ります。


www.youtube.com

■じゅりちゃん本当に有岡くんにめちゃくちゃ懐いててかわいいし適度に雑に扱ってくれる気安い距離感だからこそ居心地が良いんだろうな~~…そして「かわいい」じゃなくて「愛くるしい」という言葉を選んでもらうじゅりちゃんすごくすごくいい。愛くるしい後輩だから…

→2023年上半期、JGRのおかげでありじゅりが急接近したような気がします(ありじゅり)。有岡くんのこと「有岡の兄貴」呼びする四男坊のじゅりちゃん、愛くるしくて、良い。

 

いっちょまえに考察の真似事など:じゅりちゃんに抱く「かわいい」の正体

ツイートの傾向に見る「かわいい」発見ポイント

さてさて、1年間でどんだけツイートしてんねんという感じもしますが、先の項では私が見た27歳のじゅりちゃんの「かわいい」について分類しながらまとめてみました。

これでも相当数のツイートを端折ったし、「かわいい」に類する単語をツイートに含めていないだけで「かわいいな~~」と思いながら見ていたじゅりちゃん(=今回の検索条件では取りこぼしてしまったもの)も数多あることでしょう。

それでも、かなりの数のツイートを引用・分類することができたと思います。そして、ツイートの数の差が熱量の差であるとは一概には言えませんが、各分類のツイート群を並べてみると多少なりとも傾向があることは見て取れます。

 

それは、

「ビジュアルに触れたツイートは意外なほど少なく、語彙や言葉遣いについて熱心に触れており、次点として仕草や行動から『かわいい』を見出している」

ということです。

 

これは単純に好みの問題ということももちろんありますし、これまで述べてきたように、知覚した事実自体ではなくそれによって発生する感情を「かわいい」とするのであればこの結果はある意味当然とも言えますが、それと同時に私がじゅりちゃんのビジュアルを目にする場面が決まっているということも深く関係しているように思います。

私がじゅりちゃんを見ることができる場は、大きく分けるとテレビ・Youtube・雑誌・ライブの4パターンです。

テレビとYoutubeに関しては静止画ではない映像のため、第一印象としての見た目ではなく話している内容や動作、表情などに「かわいい」を感じやすいのだと予想できます。

また、静止画である雑誌はどちらかと言うと色気やかっこよさを表現するものが多く、ライブについても、やはりじゅりちゃんのパフォーマンスに感じる魅力として圧倒的上位に挙げられるのはそういった要素であるため、見た目に対する「かわいい」は言及が少ない傾向にあると考えられます。ちなみに、大きく口を開けて目尻をくしゃくしゃに下げて笑うじゅりちゃんの表情は本当に「かわいい」なぁと思って見ていますが、それらは私にとっては外見的な意味合いではなく、その表情を向ける対象との関係性ありきの仕草であると認識されています。

私がじゅりちゃんの見た目について感じる「かわいい」はあくまでも知覚された事実の文字起こしであり、表情や言葉、仕草や好物などはその発信者であるじゅりちゃん自身に"理由"があることです。その"理由"を知りたくて、あれやこれや考えてみた結果が、数多のツイートとして書き残されているとも言えるのかもしれません。

意外にやわらかい、は特に「かわいい」

そして何より、私自身じゅりちゃんについて「かわいい」なぁと常々感じつつも、彼の見た目に特化して着目してみると、本当のところ一番強く感じているのは「綺麗」「美しい」という要素なのではないかと思うのです。先の項ではじゅりちゃんの見た目から「かわいい」を感じる部分について、後頭部の丸み・華奢な指先・潤みのある大きな瞳といった要素を挙げましたが、それらは同時に「綺麗」もしくは「美しい」と感じる要素でもあります。

また、これまでも再三述べてきましたが、私はじゅりちゃんの物の見方や考え方、それをこちらに伝えるために選ばれた言葉の強さや優しさが好きです。それらもまた、「かわいい」とは少し毛色の異なる、じゅりちゃんの魅力だと思います。

綺麗だな、美しいな、と感じる造形の人が浮かべる屈託のない笑顔や、惚れ惚れするほど芯のある思考の言語化の合間に出会う丸みのある言葉遣い、それから、徹底的にかっこよく、色気のあるパフォーマンスをする、鋭利な印象を持つ人のあどけない仕草や、そんな彼が選び取る、甘くやわらかい物事。こうして整理してみると、私がじゅりちゃんに感じる「かわいい」のヒントは”ギャップ”にあるような気がします。意外性があるからこそ、じゅりちゃんの中に「かわいい」を見出すことができた時、余計に強くその要素を感じられる側面があることは否定できません。一粒で二度おいしいとも言います。

また、じゅりちゃんの言葉や動作、表情などから「かわいい」を感じる時、それらに比較的共通しているのはじゅりちゃんがリラックスした状態にあることです(分類の中には一部それとは異なるものもありますが…怯えや警戒心の現れとしての仕草にどうしても「かわいい」を感じてしまうことを私は「仄暗かわいい」と呼んでいます。勝手に)。

気の置けない仲の相手と一緒にいる時に浮かべる表情や口をついて出た言葉、咄嗟の仕草など、穏やかな気持ちでいるからこそ発出したやわらかさを、私は「かわいい」と思って見つめているのだと思います。

 

「かわいい」の奥にあるもの

思いがけずじゅりちゃんのやわらかさを知覚したとき、私は彼のことを「かわいい」と感じます。そして、「かわいい」に限ったことではないですが、柔和なものに向けて好意的な感情を抱くとき、そこに続く願望を言葉にするのであれば、"どうかそれが貫かれたり破かれたりしないでほしい"というものです。これは敢えて抽象的に書きました。

ここで一つ、今回様々な文献を読む中で出会った、個人的に非常に腑に落ちる見解を引用しておきます。

「”かわいい”とは、幼児に対する愛情から派生して、意識主体にとって害なく緊張を感じさせず、保護したいというポジティブな感情を喚起させる対象をさす形容詞であると定義できる。ここでいう保護とは、上から下への関係だけでなく、その状態を維持してほしい/見守りたいという気持ちも含む。

このように保護の概念を”見守り”や”共存”にまで広げれば、年配の人に対して”かわいい”という表現を肯定的に使うことも、養育の必要のない無生物に対して”かわいい”と感じることも、同じ次元で説明できる。この広い意味での保護したいという欲求こそが、他のポジティブ感情と”かわいい”を区別する核になると思われる。」*8

要するに、「かわいい」という感情の奥に見出される「保護したい」という欲求は、決して対象を下に見ているわけではなく、弱いと思っているわけでもなく、ただ「今この状態を愛おしく感じており、可能な限り長く維持されてほしい」というシンプルな願いであると思うのです。

この漠然とした「どうかそのままであってほしい」という祈りは、漠然としているからこそ保護に向けて具体的なアクションを必要とすることなく(前述の「仄暗かわいい」を除いて差し迫って明確な危機に瀕しているわけではないので当たり前ですが)、結果として「そっと見守りたい」という欲求に繋がっているとも言えます。

頻繁に手紙を届けたり、接触イベントで直接話す機会があるわけではないジャニーズのアイドルに向ける感情には、やはりどこか距離があり、しかし私はそのへだたりを心地良く感じています。

『推し、燃ゆ』という小説の中で、自らの背骨としてきた"推し"が炎上した主人公・あかりは「ステージと客席には、そのへだたりのぶんの優しさがあると思う。相手と話して距離が近づくこともない、あたしが何かをすることで関係性が壊れることもない、一定のへだたりがある場所で誰かの存在を感じ続けられることが、安らぎを与えてくれるということがあるように思う。」と語っていました。また、作者の宇佐見りん氏は以前インタビューで「推しは自分を愛してくれる存在にはなり得ないですが、否定はされないんですよね。『あなたはダメだ』とは言ってこない。見限られて、離れていくこともない。ある程度の距離がありつつ、その関係性は消滅しないまま、どこかに存在してくれる。その存在に勇気づけられるという意味で、愛情が返ってこない距離が救いになるんです。」*9とも述べています。これらの内容は、アイドルに対する私のスタンス、価値観と概ね一致しています。そして、へだたりがあるということは、私にとってはネガティブな意味合いを持つものではありません。

そもそも、SixTONESというグループも、じゅりちゃんというタレントも、決してこちらを突き放しているわけではなく、むしろ肩を組んでいるかのような距離の近さを感じさせることに長けた人たちだと思います。ただし、それはあくまでもファンという集合体に向けたものであり、私という特定個人の存在を知ってのことではありません。

個別の関係性を結ばない、それでいてファンに属する一個人としての私は彼らからの愛情や情熱を確かに感じ取ることができる。アイドルとファンの関係性・距離感を考えた時、個人的にはこの状態が理想的なのだとも思います。特に、舞台俳優のオタクとして"認知"という事象に振り回されて疲弊していた(ドーパミンがドバドバ出るのでそれはそれで愉快ではあったのですが)経験のある私にとっては。

かつてじゅりちゃんは「SixTONESは俺らじゃないんです」と言いながらペンを取り、大きな円とそれを取り囲む6つの円を描きました。そして、円の内側に6人がいないことについて「俺にとってSixTONESは概念、信仰的な何かで、俺らはそのために集められた6人っていう感覚なんです。で、ファンも俺らと一緒に、SixTONESを囲んでここにいるっていう」*10と語っていました。私は本当に何度もツイートで触れるほどこの話が大好きなのですが、メンバーと"一緒に"SixTONESを見つめているのはあくまでもファンの集合体という、それこそ概念的なファンダムであり、じゅりちゃんが描いた6つの円と私たちを表す無数の円の1つ1つとの間には絶対的なへだたりがあるはずで、だけどそれが良いのだと思っています。

そして、へだたりの先では、じゅりちゃんが確かに個別の関係性を結んだ存在がいます。それは第一にメンバーの5人であり、親しい先輩や後輩であり、信頼の置ける仕事仲間でもあります。そんな彼らと過ごす時間の中で、じゅりちゃん自身の姿かたちや、纏う空気が、ふっとほぐれてまろやかになる瞬間。それを見て、末永くその空間が続いてほしいと思うこと。私にとっての「かわいい」を定義付けるとしたら、そんな説明になるのかもしれません。

 

おわりに:「かわいい」は祈りである

さて、私が考える「かわいい」の正体について一応それらしい結論が出たところで、今回の記事を終えようかと思います。内容の殆どは自分のツイートのまとめであるとは言え、気づけば人生最長のブログになっていました。びっくりです。

こうして振り返ってみて改めて感じることですが、私が見てきた27歳のじゅりちゃんは、本当に毎日びっくりするくらいかわいかったみたいです。ANNに雑誌にテレビにYoutubeにJGRに俺リリにツアーにドリボにと、日々の供給を素直に受け取って大事に噛みしめていたら1年が経ってしまっていた、そんな感覚です。

そして今日から始まる28歳のじゅりちゃんの1年間も、そんな風に幸福に慌ただしく過ぎていけばいいなぁと思います。そういう当たり前の日常が本当は当たり前なんかじゃなく、奇跡のようなバランスの上で成り立っていることを私たちはとっくに知っていて、だからこそ、少なくとも今現在において、アイドルとしてへだたりの向こう側のステージに立つと決めてくれているじゅりちゃんに感謝しつつ、その煌めきを見逃すまいと懸命に目を見開いていくつもりです。

SixTONESを選んだ自分のことを「無限にある選択肢の中からこれを選んだって言いたい」「サラリーマンや何にだって頑張ればどんなものにもなれたけど、その中でも俺はこれ(=SixTONES)がいいって思って懸けた」*11と表現してくれたこと、すごくすごくうれしかった。

やっぱり私は、じゅりちゃんの紡ぐ言葉がどうしようもなく好きなんだと思います。

つい先日のANNにおいて、じゅりちゃんは自分たちの存在を「歌っていく側、音楽を聴いていただく側」と位置付けた上で「それによって(聴く人の)人生に彩りを、みたいなことじゃん」と話していました。

これは、じゅりちゃんやSixTONESの活躍を見ることをモチベーションにして日々を駆け抜けるということももちろんですが、私にはじゅりちゃんのおかげで出会えた友達が何人もいて、彼女たちとは現場もないのに飲みにいったりお泊り会をしたり旅行にいったりするほどで、社会人になると会社以外で交友関係広がらないよね~なんていう職場の人の愚痴には曖昧に相槌を打つ日々です。そんな波及効果的なものまで含めて、じゅりちゃんを好きになってSixTONESというアイドルを応援することは私の人生を素敵に彩っています。

そういうわけで改めて、27歳のじゅりちゃん、たくさんの楽しい思い出をありがとうございました!この1年、私が何もツイートしなかった日は恐らく1日もなくて、それは単純に私がTwitterに入り浸りすぎという説も否定できないのですが(それはそう)、それだけ毎日じゅりちゃんがアイドルを頑張っていてくれたことの証でもあると思うのです。だから私は、27歳だったじゅりちゃんに(もちろん、それ以前のじゅりちゃんにも)心の底から感謝しています。

そしてその感謝は、へだたりの向こう側にいるじゅりちゃんへ宛てた、ある種の「祈り」にも繋がっていくとも言えます。

 

私はじゅりちゃんに楽しく生きていてほしくて、私が見ることができるのはアイドルとしてお仕事をしているじゅりちゃんの姿だけだから、アイドルでいることが楽しいといいなぁなんて、身勝手にもそう祈ってしまいます。

仕事は面白くて充実したものであればいいし、合間に食べるお弁当も毎日信じられないほど美味しくあってほしいし、楽屋で寝る時は硬い肘置きを枕にして首を痛めたりしないでほしい。これらのことを実現させるために具体的に私にできることなんてやっぱり何一つないのですが、だからこそ、収録が楽しかったとかご飯が美味しかったとか気持ちよくお昼寝できたとか、そういう幸福をじゅりちゃんが言葉にして教えてくれるたび、どうかそんな心躍る穏やかで優しい時間が末永く続きますように、という願いを込めて一言、私は「かわいい」とつぶやくのだと思います。

 

ということで、28歳のじゅりちゃん、今日からどうぞよろしくね!

今年もたくさんの「かわいい」をあなたに向けて紡ぐよ。

 

2023.06.15

*1:入戸野 宏. "かわいい"に対する行動科学的アプローチ.広島大学大学院総合科学研究科紀要. I, 人間科学研究 4 19-35, 2009-12-31

*2:https://japanknowledge.com/articles/blogutsukushikimono/002.html

*3:秋田哲郎.「かわいい」から考える日本と日本語 : 言語から文化をとらえる授業の試み,人文科教育研究 44 161-177, 2017-12

*4:“かわいい”.語源由来辞典. https://gogen-yurai.jp/kawaii/

*5:https://daijisen.jp/kotoba/archive/

*6:宇治川正人. 「かわいい」と思う感情の対象の変遷と原因系. 日本感性工学会論文誌 22 (2), 163-169, 2023

*7:入戸野 宏. "かわいい"感情の心理学モデル情報処理 57 (2), 128-131, 2016-01-15.情報処理学会

*8:入戸野 宏. "かわいい"に対する行動科学的アプローチ.広島大学大学院総合科学研究科紀要. I, 人間科学研究 4 19-35, 2009-12-31

*9:宇佐見りんさん「推し、燃ゆ」インタビュー アイドル推しのリアル、文学で伝えたかった. https://book.asahi.com/article/13923624

*10:CUT 2022年1月号

*11:STAGEnavi vol.80

歳の数だけ、じゅりちゃんの好きな言い回し27選

 

 

田中樹さん、27歳のお誕生日おめでとうございます!!!

 

26歳のじゅりちゃん、すごかったな〜〜。

ツアーにドラマに舞台に、レギュラーのバラエティー番組とラジオがあって、新曲プロモでも色んな番組にお呼ばれして、雑誌にもたくさん掲載されたし、年明けからはJGRでゲーム実況が始まったりもして。

 

この1年間は私なりに精一杯見つめてたくさん応援できてめちゃくちゃ楽しくて、本当にあっという間でした。

 

さて、お誕生日ということで去年割と長々とブログを書いていたオタク、折角なので今年も何かしらしたためておこうかなと思い記事作成画面を開いてみます。

 

私が好きなアイドルのお誕生日にブログを書くのは26歳だったじゅりちゃんの好きだったところを書き残しておけば感情の鮮度が比較的保ちやすいと思うからで、それなら何を書いておくべきか考えてみたとき、すぐに思いついたのは〝じゅりちゃんの好きだった言葉遣いを振り返る〟ことでした。

 

私はじゅりちゃんの紡ぐ言葉が好きです。

真っ直ぐで力強い芯があって、それと同時にやわらかいあたたかみのある言葉たち。伝えたいことの核がしっかりそのまま届くように、時に驚くほど繊細に補足を加えながら選ばれた語彙や言い回しが本当に凄まじくて、その意図された言葉遣いに触れるたび毎度新鮮に撃ち抜かれて倒れそうになってしまう。

 

せっかくなので、じゅりちゃんが27歳を迎えたこの日、26歳だったじゅりちゃんの大好きな言葉遣いを27コ、まとめてみようと思います。

 

anan/SPUR/CHEER/音楽と人あたりの雑誌インタについては割とふせったーに長文の感想を書き連ねているので、今回は主にそれ以外の部分、ほんのちょっとしたところを敢えて選びました。自分のツイートの引用が基本なので特にラジオ実況に関しては文字起こしの正確性に欠けるかも。

20216月のツイートから概ね時系列順です

 

 

 

(1)J2で出たanan(ふたご座男とひと夏の恋)で「メンバーに優劣つけるとかではなく」と前置きした上でジェシーに向ける特別な想いを吐露するじゅりちゃん

 

(2)ドリボの意気込み、十年来の仲の風磨と一緒なら「良いものを作りやすい」じゃなくて「良いものを作るのに最初の一歩を踏み出しやすい」という言い方をする、縁の深さに関係なく良いものは作れるという理解があり、かつ、まだ始まってないものに対して確定表現を用いない誠実さのあるじゅりちゃん

 

(3)ほくじゅりANN、北斗くんがジムのトレーナーさんをめちゃくちゃ信頼しておすすめされた物を買ったりしてると聞いて「う〜んだいじょぶかな?危ないなぁなんかそこまで信頼すると怖いのよ。絶対ダメだよぉ」とこぼしつつも同時に「俺はその人のこと知らないからわかんない」「彼が悪いとは言わないよ?」と添えるじゅりちゃん

 

(4)なにわ男子のデビュー発表を受け、お呼ばれしていたものの仕事の都合で見学に行けなかったことについて「それ(デビュー発表)がなくても行ってあげたかったけど」と語るじゅりちゃん

 

(5)FNS歌謡祭、CreepyNutsとのコラボにあたって「これを機にヒップホップをよく聴く方々と、ジャニーズとかアイドルをよく聞く方々の、壁があるならそこが壊れるような、数分になったらいいなと思います」と、あくまでも壁がある〝なら〟という言葉選びをするじゅりちゃん

 

(6)コーディネートに3色以上使わないことにしていることを「多色使いがお洒落じゃないって言いたいわけじゃなく」というお馴染みの逆接の前提と共に「服装が与える第一印象の中でスッキリまとめてる人だなぁと思われたいから」との理由を述べるじゅりちゃん

 

(7)脱出島、手作り筏のオールの水掻き部分にCDを活用していたものの持参したSixTONESCDでなく空のダミーCDを使っていたことを「自分たちのCDは流石に使えないので、愛情込めて作ったものだから」と教えてくれるじゅりちゃん

 

(8)SixTONESがその魅力を語られる時よく挙げられるギャップのことを〝アイドルなのに◯◯〟構文を用いず「アイドルってキラキラしてるのかと思ったら意外と楽曲はクール」というプラスとプラスの言葉を繋げて語ったじゅりちゃん

 

(9)Mステでタモリさんが丁寧に台本をなぞって進行してくれるのは「自分たちはこうやって喋ったりするけどそうじゃなく歌だけをやってるアーティストの人もいるからその人たちがきちんと自分のペースを守ってパフォーマンスができるようにという配慮」であると分析するじゅりちゃん

 

(10)大きい会場でやることがすごい、ではなく命懸けて作ってるライブを1人でも多くの人に観てもらいたいから大きいところでやりたい、と述べるじゅりちゃん

 

(11) イカゲームにハマったとき、市場に流通してる版権作品のコスプレ衣装のことを「公式が非公式かわかんないけど」って前置きしてから触れるじゅりちゃん

 

(12)Rosyについて「主題歌としては映画がメインでそこを彩るものとして曲がある」と話す一方で「(アルバム)CITYの方では僕たちの曲がメインですから」と語る、必要以上に自分たちのことを卑下することのないじゅりちゃん

 

(13)アドベントカレンダーのコメント動画でファンに向けて「もっと美人になってね()」と述べてから「美人とか、かっこよくなってね()」って言い直す、女も男も美人になりたい男もかっこよくなりたい女も全部に触れていたじゅりちゃん

 

(14)お年玉に関する先輩の素敵な心遣いの話をしたあとに「そんなのがなくてもいただけるだけで有難いんですけど」の一言を添えるじゅりちゃん

 

(15)南極地域観測隊のタロとジロのVTRを観て1つの命の重みを改めて痛感したと語るにあたって主題となった〝犬〟だけでなく同じく南極に連れて来られていた三毛猫やカナリアの存在にも触れたじゅりちゃん

 

(16)帰れマンデー、取材交渉したものの定休日で撮影できなかったお店についてさらりと「オムライスとかハンバーグのプレートとか、ランチを用意してるお店で、タムレってお店」と必要情報を紹介してくれるじゅりちゃん

 

(17)なりたい大人像について「どれが良い悪いじゃなくて、僕が純粋にこういう大人になりたいなと思うのは、」とあくまでも自分にとっての答えであることを示した上で語るじゅりちゃん

 

(18)歌番組で何度も歌わせていただく機会があるのでそのたびにクオリティを上げていける、と共に「もちろん最初から100点のものを出してはいるんですけど」と言い添えることを欠かさないじゅりちゃん

 

(19)ビンカン選手権、マネージャーがタメ口をきいてくる件が演出された違和感ではないとわかったら即座に「シンプルに打ち解けたってこと!?じゃあ良い傾向か」に話を方向転換したじゅりちゃん

 

(20)cnannゲスト、あまり後輩にご飯を奢りたくないというトークが前提のもとこいつよく食うなって奴いる?の問いにキンプリは「割り勘くらいのつもりで来てるから」遠慮無く食べると答える、ラジオエンタメとはいえその場にいない誰かをイジって悪く言うことを選ばないじゅりちゃん

 

(21)結成日生配信、コメントを読むとSixTONESの歴史を感じられていいね〜昔から知ってる人いろいろ書いてほしいな〜〜の話のときにもちろん最近ファンになった人も何をきっかけに見てくれたのか書いてくれたらってさり気なく添えて〝対象外〟を作らないじゅりちゃん

 

(22)結成日生配信2GumTapeの後もペンライトを点けずにこっち見ないでずっと踊ってたファンのこと、俺らを見ろよ!じゃなく音楽を楽しんでくれていいなぁと思いながら見ていたじゅりちゃん、楽しみ方は人それぞれだから別にみんなにそうしろって言うわけじゃなくて、とも言い添えるじゅりさん

 

(23)ワンピースにハマってる優吾とのトーク、本誌の最近の展開について「見てる人によって感想違うんだけど、俺はおもしろ!と思ったわけよ」と、読者を安易に一元化せずにあくまでも〝自分は〟で語るじゅりちゃん

 

(24)JGR、ゲームであまりにも不運が続くけどそこで目に見えてイラついたり不機嫌になったりすることなくここまで運ないと逆にあとでいいことあるかも???の精神で「帰りに宝くじとか買ってみようかな」になるじゅりちゃん

 

(25)お休みの日に一人で過ごしてたい理由を「この仕事をしてなかったら友達と一緒にいたいと思うのかもしれないけど、友達みたいに仲の良いメンバー5人と常に時間を共にしてるから必然的にプライベートは一人が良い」と語るじゅりちゃん

 

(26)わたしプロモラジオ、通話企画なので基本的に自分のファンから電話がくると思ってたら田中樹さんのことよく知らないんですという人に繋がって、そこで間髪入れずに「じゃあこれを機に知っていただけたら」の言葉が出るじゅりちゃん

 

(27)グループでのこれまでの1番の思い出は?の問いに「ほかの思い出が薄いとかではなく、」と言い添えた上で回答するじゅりちゃん

 

 

以上、全部で27コ!

努めてほんの些細な、書き残しておかないと忘れてしまうようなことを選んだつもりです。

 

年齢と同じ数にしたくて泣く泣く削ったものもあるし、思い出せなかった取りこぼしもいっぱいあると思いますが、書き尽くせないくらいたくさんの素敵な言葉に出会うことができた1年だったんだなぁと、改めて。

 

ほんのちょっとした、もしかしたらじゅりちゃん自身にはそんな配慮のつもりもないかもしれない言葉選びの端々に私は救われた気になったり、本当に勝手ながら誇らしく思ったりする日々を過ごしてきて、きっとこれからの1年もそんな時間になるであろうことを、やっぱり勝手に確信していたりします。

 

改めまして、じゅりちゃん、田中樹さん!

27歳のお誕生日おめでとうございます。

 

ご飯が美味しいなーと思う日と、いっぱい眠れたなーと思う日が、1日でも多い1年になりますように。会いたい人に会って好きなことをして、アイドルとして生きる日々が楽しく充実したものだって、虚勢じゃなく胸を張ってそう言ってくれるなら、もうそれだけで私は嬉しくてなりません。

 

そうした毎日から削り出された言葉の結晶を浴び続けて、気付いたらまた1年経ってた!なんて、そんな風になったら幸せだなぁと思います。

 

 

 

ずっと楽しく生きててね!

 

 

2022.06.15

 

 

 

100の言葉を浴びた

 

 

100回やったら会いましょう」という番組を観た。

 

素人でも100回やり続けたら達人の1回目と勝負ができるのか?という発想のもと、田中樹さんは就活生の悩みにアドバイスを贈る〝素人〟として、〝達人〟のアンミカさんと勝負をしていた。この時点でどう考えてもめちゃくちゃおもろい。自担、アンミカさんと戦うぞ!の気持ちで100個ものアドバイスをせっせと考えてフリップに書き溜めていた時期があったらしい。おもろ。

 

 

で、その番組で田中樹さん(普段はじゅりちゃんと呼んでるので以下じゅりちゃんと呼びます。癖……)が挙げた100個のアドバイスたちがどれもあまりに素敵な言葉たちで、大事に噛み締めたいなぁと思ったのでブログを書くことにした。

1つの悩みに100個のアドバイスを考えるという企画の性質上、決して100通りのアドバイスが挙がったというわけではなくて。むしろ、すっと筋の通った1つの思想を細分化したり多面的に見つめたりしながら100個の言葉にしたような感じ。ということで、それらの中で特に印象的だったものを挙げつつ、じゅりちゃんの言葉の奥にある〝物の考え方〟を自分なりに整理してみたいな、と思う。

 

 

 

さて、今回のお題となった就活生の悩みは、「失敗」に関すること。

 

Q.失敗を引きずってしまうので自分の夢に挑戦できません。どうしたらいいですか?

 

じゅりちゃんはこの悩みに100パターンの答えを考えた上でベストの回答を自選し、アンミカさんがその場で考えた一答目と勝負することになった。

 

彼が初めに出した答えは「他人は意外と自分に興味ない!」だった。

 

これは雑誌でも折に触れて言っていることで、じゅりちゃんにとってある種の人生訓のようなものなんだろうなと思う。

 

後輩から悩み相談をされたことのないアドバイスの素人、と銘打って登場したものの、常日頃から自分の中にしっかりと根差した信条が確かにあることを、一答目からまるで隠せてないよ。好きだな。

 

で、問題はどうしてじゅりちゃんが最初にこの答えを書いたのか。もちろん自分の中でとりわけ大事にしているが故にすぐに出てくる言葉だったという側面も大いにあると思うけれど、正直に言ってここで話されたエピソードは直接的には悩みに答えるものではなかった。

 

〝自分もSixTONESのメンバーもジャニーさんにめちゃくちゃ怒られたりしたけど、次の日に意外とケロッと普通に話しかけてくるんですよ。怒るって感情は一時的だから。次の日には怒ってる側って忘れてるんですよね。怒られた側はめっちゃ覚えてるけど。だから今まったく気にしないです。〟

 

きっとこの話のあと更に言葉を続けていたら、悩みに対する答えの部分にまで言及できただろうな、というか、結論から言うとその言語化こそが100個の答えの中のベストアンサーとして選ばれていた。

1つの悩みに対する答えを100個も考えてみた結果、最初に出したものをより詳しく分かりやすく肉付けした答えがベストになるあたりも、彼の思想・価値観の一貫性を感じて好きだなと思う。

 

じゅりちゃんが最後に選び取った答えは「誰かのための夢ですか?自分が叶えたい夢なら誰かを気にしちゃいけない。」だった。

 

〝失敗を引きずるとか恐れるって、誰かの目を気にしたりとか、そうやって誰かのことばかり気にしすぎてる夢って、もはや誰かのための夢になってない? 叶えたい、自分の夢って言ってるんだから、誰かを気にしちゃいけないんじゃないかなって。〟

 

じゅりちゃんは、失敗したら怖いとか恥ずかしいとかいう感情は、自分の行動が他人の目にどう映るか、他人にどう思われるか、そういうところに執着する心に起因していると思っている。

確かに、駅や通りで転んだら恥ずかしいけど、仮に自分しかいない空間だったらどれだけ転んでもなんとも思わないもんね、と考えて、ひどく腑に落ちた。痛いは痛いけども!()

じゅりちゃんは、失敗すること、をあくまでも自分自身の問題だと捉えている。

 

「自分のミスに気づけない人も大勢いる。それもあなたの才能だと思う。」

「傷を知恵に変えていく。それが自分を守ってくれる。」

「失敗を引きずって反省するのは悪いことじゃない。それをどう成功につなげるかが大事。」

「失敗の仕方を知ってれば、いざという時に失敗しない。」

 

失敗によって傷を負って痛みを抱えたとしても、そこまでは事象に対して起こって当然の事実で、それを恥ずかしいと思った時点で自分自身を離れて他者の目が介在している。じゅりちゃんの思考には、物事に対するそういう明確な区別、線引きがあるように思う。

失敗を引きずるということ自体が「他人のことを気にした結果」だけど、実は他人はそこまで自分に興味を持っていないんだから、それに阻まれて自分の夢に挑戦することを躊躇するのはもったいないことだよ、とじゅりちゃんは説いていた。

そうやって考えてみると、彼がマイベストに選んだアドバイスは、やっぱり一番初めに瞬発的に出した答えと地続きの言葉だった。

 

100個の中には、周りの目なんて関係ないよ、と訴えかける答えが他にもいくつかあった。

 

「自分の夢に他人は関係ない。」

「誰の為でもない。明日の自分の為。」

「他人のために時間を使う暇があるなら一番身近な自分のためになることをしよう。」

「全員を納得させるのは難しい。嫌われる勇気も必要。」

 

そして、他人の目を気にしても仕方がないのと同時に、自分の夢は自分だけのもので、自分の努力によってでしか叶えられないものである。

そういう至極真っ当な考え方を、じゅりちゃんは色んな形で繰り返し言葉にしてくれる。

 

「あなたの人生を代わりに良いものにしてくれる人はいません。どうするかは自分次第。」

「理想を語るのは誰でもできる。それへの努力は自分にしかできない。」

「必要以上に頑張ることが努力だと思う。してるだけで充分すごい!」

「誰かのように成功しようとせず、自分らしく失敗することが大切。」

 

事実を事実として捉え冷静に見つめるじゅりちゃんの言葉には、夢見がちな理想論や安易な甘やかしは少しも宿らない。

 

「筋トレや勉強に何ヶ月も何年もかけるのに、性格は一瞬や一言で変わると思ってる。まずは今の自分を受け入れて。」

 

どんなに素晴らしい思想でも、あくまでもそれを持っているのはアドバイスを贈った人自身で、言葉をもらう側は受け取っただけでは何も変わっておらず、その考え方を自分の中に染み込ませるために行動を起こし続ける必要がある。じゅりちゃんは、耳触りの良い言葉を〝名言〟として届けてあげるだけではなんの意味もないことをきっと知っていて、それって持ちかけられた悩み相談に対してなんて誠実な向き合い方なんだろうと思った。

だから、頑張れば必ず夢は叶うから頑張れ!なんて単純なお守りを授けないところにもまた、信頼を寄せてしまう。

 

「失敗をしたら成功する保証はないけど、成功した多くの人はそれ以上に失敗を繰り返してる。」

「やらなきゃ何も得ず失敗になる。それならやって学べる失敗を。」

「今できることが明日もできるとは限らない。」

「目標があるのに努力を止めることの方がよっぽど恥ずかしい。」

「頑張っても理想通りにするのは難しい。けど諦めた分だけ望んでない方向には進む。」

「頑張ったからって良い方向に進むとは限らない。でも諦めたら悪い方向に進むことは目に見えてる。」

 

これは努力をしないと前に進めない、だけじゃなく、後退していく他ない世界でずっと生きている人の言葉で。

だけど、その一方で強さだけを語って突き離すこともしないのは、紛れもなくアイドルの言葉だなとも思う。

 

「夢は逃げない!逃げるのはいつも自分。」

「目の前の失敗から逃げてもいい。遠回りでも道はあるよ。」

「失敗は回り道。行き止まりじゃない。」

「壁は壊す。乗り越える。それでもダメなら遠回り。」

「焦らなくていい。最後にたどり着いてれば。」

「人生は一方通行。前にしか進めないんです。」

「過去の自分を正当化するために今の自分が頑張ろう。」

 

夢を叶えるための道は一つじゃないから、逃げたって良い。時間はかかったとしても、それでもちゃんと望む場所に行けることだってある。

歩むための道は数多あるけれどそれと同時に人生は不可逆なものだから、過去を肯定するためにできることは未来の在り方を変えること、要するに「今頑張る」しかない。但し、たとえ一つの失敗で閉ざされた道があったとしてもそこに固執しなくても大丈夫。

ここまであれこれ語ってきておいて私はじゅりちゃんの過去を文献でなぞることしかしていないのでこの場で知った気になってあれこれ触れるつもりもないけれど、ずっともがいて踏ん張ってきた人だからこそ言える、血の通った鼓舞の言葉だなと思う。

綺麗事じゃない、けれど冷たくもない。これまでの人生の歩みの中で生まれ、自分を支えてきた信条を語るじゅりちゃんの〝らしさ〟は、この言葉からもありありと伝わってくる。

 

「あなたの心を救う言葉をかける人も、偉そうに説教する人も、あなたの憧れの人も、みんな失敗してたどり着いたんです。」

 

じゅりちゃんは、自分の言葉が届いた対象にどう捉えられるかを限定せずにそう語る。とても誠実な寄り添い方であるように思う。

この言葉があなたの心を救ったかもしれないし、単なる偉そうな説教だと思われたかもしれない。そのどちらだとしても、少なくとも自分もあなたのように失敗をしながら歩んできたし、それはあなたの憧れの人も同じなんだよ、と。

たとえその場でもらったアドバイスそのものが上手く響かなかったとしても、この言葉を心に留めておくことで、私はいつか自分にとっての最適解ときちんと出会えるような気がする。

 

とは言え当然のことながら私は当事者の就活生ではなく、じゅりちゃんの言葉を愛好するオタクなので、そんな私に恐らく最も響いたのはこの言葉だった。

 

「叶わなくても見たい夢見て追いかけられれば俺は楽しい。」

 

見たい夢を見てその夢を追いかけている時間それ自体を楽しいとアイドルが言ってくれること、ファンとしてこれほど幸福なことはないなと思う。

 

自分の番組を持ちたいと思ってるけどまだまだスキルが足りないから沢山の番組に出て腕を磨いていきたいと雑誌のインタビューで語っていたこと、そして実際に番宣の有無を問わず沢山の番組に出演して奮闘していること。憧れのCreepy NutsさんとのFNSコラボを目前に、続けるだけじゃ意味ないけど、続けてなきゃ意味は生まれないからね、と言葉を綴り、本番では少年のように瞳をきらきら輝かせながらラップを披露してたこと。

一つの夢を叶えるために自分の現時点での立ち位置と力量を冷静に客観視した上でひたむきに続ける努力と、一つの夢を叶えたときに浮かべる表情から溢れた煌めき。

じゅりちゃんが見た夢を追いかけている〝過程〟もその〝結果〟も私の目には本当に眩しく特別に映るから、アイドルでいてくれてありがとう〜〜っていつもいつも思う。じゅりちゃん自身がアイドルでいることを選び続けてくれたおかげで、私は彼を見つめることや彼について考えを巡らせることを許されている。

生身の人間が選択的に背負ってくれた虚像を解釈し愛でるという、なんだかとてつもなく業の深い行いに日々勤しんでいる私ですが、彼がこの仕事を楽しいと言ってくれる限りは、その言葉を素直に丸呑みしてオタクを続けていこうと思います。

 

私はアイドルの思考と価値観の言語化に触れる瞬間とそれを咀嚼することによって彼の虚像の輪郭を解釈する時間が大好きなので(だから業だって……)、今回の番組が本当に本当に有難かった。一度に100個もの本気の回答に触れられることって、きっと後にも先にもない。

〝アドバイスの素人〟という立場で番組に呼ばれていたものの、彼の言葉に対する感度の高さが前提にないとこの企画にはキャスティングされなかったんじゃないかな、なんて勝手ながらそう考えてみると、これはある意味じゅりちゃんの「言葉」が仕事に繋がった結果と言えるのだと思う。

 

言葉が好き、と一口に言っても、詩的な表現が好きだとか掴み取る単語のセンスが好きだとか言い回しの面白さが好きだとか色々とあって、私はじゅりちゃんの言葉の網羅性の高さと、その奥に覗く思考の形そのものが好きなんだと思う。誰かを置き去りにしない言及範囲の定め方とか、否定表現を用いるときに逆接の前提を置いて語気を柔らげる配慮をするところとか、そういう細やかだけど心地の良い言葉遣いによって、真っ直ぐな思いがきちんと真っ直ぐに届く、そこが堪らなく好き。

この人の物の見方や考え方と、それをこちらに伝えるときに選び取る言葉が好きだー!!!と常々めろめろになってきたけれど、100個もの本気の言葉を受け取ってみて改めて、これはもうとんでもなくめちゃくちゃに好きだな、と思った。

それと同時に、私自身という生身の存在から切り離したところに彼の好きな言葉だけを大事そうに飾っておくのはもったいないな、とも思った。

私も、この言葉が好き!だとか、その言葉を紡ぐ彼の人生観が好き!というだけじゃなく(オタクとしての私はいつもここまでしか辿り着けない。自分自身に役立てようともせず、解釈をこねくり回して遊んでしまう)(改めて言葉にしてみると普通に最悪すぎる)、アイドルのくれた言葉を自分の人生を大事に彩る一つにしてみたい。

 

もちろんそう思ってみただけで人生が劇的に好転するなんてことはなく、まだしばらくは転職に二の足を踏みそうだし最近しょっちゅう電車で寝過ごしてるし家計簿はちゃんとつけられてないし部屋の片付けも進まないしそういえば昨日の洗い物もシンクにそのままになってるし(突然の駄目生活告白)、相変わらず頑張れてないことばかりだし変わる気配もしばらくはなさそうです。だけど、そういう、魔法みたいな特効薬なんかじゃないところも含めて、私はじゅりちゃんの言葉が好きなんだと思う。長年築き上げてきた性格は一瞬や一言で変わらない。本当にその通りだ。

 

それでも、100個の言葉を大事に咀嚼し続けて、いつか1つでもきちんと自分の中に根差した思考になればいいなぁ、なんて。

 

 

2021年アイドル短歌まとめ

2021年、たのしかった〜〜!!!(少々気の早い総括)

 

今年はいつも通り二宮くんを見つめると同時に光の速さで転がり落ちたSixTONESの多忙さに食らいついてたらあっという間に過ぎてしまったな、というのが正直な感想です。ツアーに行ったし、スタオベもドリボもニュージーズも観たし、加えて雑誌や毎週のANNや日々のテレビ出演を追いかけてたら気付いたら12月です。まさに光陰矢の如し。

 

それから、今年の私のオタク活動を振り返る上で、アイドル短歌との出会いは欠かせないものでした。

もともと短歌を鑑賞することは好きだったのですが、自分で作ってみるという選択には中々至れていなくて。それはきっと日常を切り取ることは私にとってあまりにも漠然としていて何から手をつければいいのかわからないからで、〝アイドル〟という明確な題材がある方がイメージを持ちやすかったのだろうと思います。

 

今年はWEB歌集『J31Gate』さんの第17回「夢」から第22回「ショウ(変換自由・詠み込み必須)」まで全6回、自担である二宮和也さんと田中樹さんのことを考えながら短歌を詠みました。

せっかくなのでそれらをまとめておこうかなと思い、ブログを開いた次第です。他の方の短歌メイキングを読むのが好きなので、覚えてる限りで試行錯誤の過程も書き残しておこうと思います。

 

17回「夢」

 

 

 

悪い夢 なんて見なくていいんだよ

わたし貴方の獏になりたい/田中樹 

 

 

彼の見せてくれる強さや確かさがとてつもなく好きです。その一方で、やっぱりあたたかい愛だけが降り注げばいいのにと願ってしまうのはオタクのエゴ、だけど本心でもある。

 

メモ帳を振り返ったらこれは元々「夢描く貴方を食べて生きている」という上の句だったみたいです。消費行動とオタクの業の話がしたかったんだろうな。そこから下の句を考える過程で、同じ〝食べる〟でも悪夢を食べる獏のような存在であれたらいいのにな、と思い、がらりと雰囲気が変わりました。

 

 

この生が至極と悟る君なれば

来世夢見る機械人形/二宮和也

 

 

これはananで二宮くんが来世について「ロボットの犬とか、ウォーターサーバーとかライトとか、ボタンを押すと動くような無機物がいいです()。だって、有機的なものに生まれ変わっても、いま以上の人生なんてないと思うから」と語っていたことを、自分の感想を抜きに殆どそのまま詠み込みました。

二宮くんがここまで言い切るほどの最良な年月を見つめていられたことを、勝手ながら誇らしく思ったりします。

 

18回「音」

 

 

 

歓声に代えて紡いだくちびるの

君の名前が「好き」になること/田中樹

 

 

声を出せないコンサート会場、マスクの下でこっそり開いてみた口の形は、〝好き〟も〝じゅり〟も一緒だなぁ、という気付きの歌です。

元の上の句は「ぱくぱくと音なく開く唇の」でしたが、コロナ禍のコンサート会場というニュアンスを加えたくて今の形に。唇くちびるの表記の変更は単純に趣味です。

こういうちょっとした仕掛けを考えるのが好きなんですけどあまり上手くできたことがなくて、ただこの回の短歌はそこに気付いてもらえてたくさん感想もいただけたので個人的に思い入れの深い一首です。

 

 

19回「夏」

 

 

海とギャル ピアスにサングラスが似合う

君アイドルでほんと良かった/田中樹

 

 

田中樹さん、ビジュアルの属性として人生で関わったことのない(正確に言うと怖がって勝手に避けてきた)タイプの人すぎて、アイドルじゃなかったらこの人の言葉選びの思慮深さとか、物憂げな表情に底無しの魅力があることとか、どれも絶対に知ることはなかったし、ましてや「じゅりちゃん」なんて呼んで愛でることもなかっただろうなぁ、と思います。アイドルとして出会ってくれてありがとう〜!の気持ちしかないのですがそこをあまり上手く組み込めなかったような気がして、ちょっぴり反省してる一首です。

字数としてぴったり嵌まる固有名詞を並べた短歌を作ってみたかったのでそういう意味では満足です。語感の良さから割と面白がってもらえたようで、普段この企画を見ている方以外からの感想を一番いただけたのはこの回でした。ちなみに、韻を踏める言葉は読み上げたときにリズム良く感じられると思っているので意識することがあります。今回で言うと「海とギャル」と「罪と罰」で韻を踏めるし(…)

 

 

人工の風吹く部屋で微睡んで

日差しを厭う 君が眩しい/二宮和也

 

 

自然光の下で具合悪そうにロケしてる二宮くんがコンサートでは自ら発光してるみたいにぴかぴか輝いて見えて、それがとてつもなく好きでした。

またいつかその日が来ることを祈りつつ

 

出した歌の数はじゅりちゃんの方が多いんですけど作りやすさで言うと二宮くんの方で、それは単に見てきた時間の違いからくるアイドルに対する自分の解像度への自信の差なのかな、と思います。いくら見てもその人の本質を掴むことなんてできないとはわかっているけれど、やっぱり「この人のこの部分を短歌にしよう」と思いつくまでのスピードは圧倒的に二宮くんの方が早いです。

 

 

20回「色(アイドル名伏せ)

 

 

 

咀嚼した言葉で君は色付いて

痩躯が愛をむしゃりと喰らう / 田中樹

 

 

血肉とした言葉が彼自身の魅力で、そこ目掛けて注がれた愛情を、薄い身体でお腹いっぱい食べてほしいなと思います。喰らえど喰らえど満たされぬ腹、と歌う愛されたがりのアイドルがいっとう好きです。

 

多分これを考えていたときに「あいつ今何してる?」でじゅりちゃんが芸能界で生きていくなら言葉を知っておいた方がいいから読書をしなさい、と勧めてくれた中学時代の恩師の話をしているのを観たんだろうな。手渡された一冊の本で読書の楽しさを知り色々と本を読むようになって、そこで得た言葉が今の仕事に役に立っていると語るじゅりちゃんが本当に素敵で、私が彼に感じる魅力のうちの大きな一つである〝言葉〟の根源を見せてもらえたことが堪らなく嬉しかったので、これを短歌にしようと決めたように思います。

 

題材の明確さもあって上の句は割合すんなり決まり、下の句は幾つかの候補で悩みました。

 

咀嚼した言葉で君は色付いて

これが武器だと掲げて笑う

 

じゅりちゃんにとって語彙の力は間違いなく武器ですが、〝掲げる〟という言葉を使ってしまうとどうしても持ち物のニュアンスが強いように感じられ、言葉を自らの血肉として落とし込んでいるとした上の句との繋がりが取れないなぁと思い却下しました。

 

咀嚼した言葉で君は色付いて

あとは愛だけ食べて生きるの

 

これは響きとしては結構気に入ってるのですが、じゅりちゃんはこれからも絶えず言葉をインプットしていくだろうから「あとは愛だけ」は解釈違いだな〜となりました。

ただ、咀嚼食べるに繋げるのはいいなと思い、〝咀嚼して身につけた語彙によって放たれる魅力に注がれた愛を食べる〟というイメージに定まりまった形です。

「痩躯」「むしゃり」あたりの単語選びは単純に趣味なんですけど、じゅりちゃんのカリカリの身体(ガリガリではなくカリカ)を詠み込みたかったのと齧り付く勢いを表現したかったんだと思います。

 

 

21回「数」

 

 

悪魔の数字と人は言う三桁が

浮かぶレシート撫でている君/田中樹

 

 

お会計が666円だと「お!」と思うし初詣のお賽銭は666円に決めてるし、咄嗟のボケで出てくる数字はしょっちゅう6だし、誰がなんと言おうと自分が〝これ〟と決めたものへ向ける愛情に底がないところが堪らなく好きです。

 

じゅりちゃんの短歌は一般的にマイナスな印象を持たれる言葉を別の角度から見てみる構図がよく似合うように思います。それは本人が所謂王道のキラキラしたアイドルというよりもギラついたダークヒーローの雰囲気を纏っているからかな、なんて(それと同時に己が「ジャニーズ」で「アイドル」であるという事実に強い拘りを見せてくれるところも好きです)

そろそろ句またがりで作ってみたい!を叶えられた一首でもあります。

31文字という限られた文量だからこその悩みですが、説明が不足してるかなぁと思って取り下げたのは下の二首。

 

人に忌み嫌われてきた三桁の悪魔が踊って見えるレシート

 

人に忌み嫌われてきた三桁の悪魔が踊るレシート、かわいい

 

改めて見るとこれはこれで好きかもしれない(自画自賛)

 

 

22回「ショウ(変換自由・詠み込み必須)

 

 

 

「商品名:アイドル」と刻んだ身体

それで生きてく だから、愛でてね?/田中樹

 

 

5thシングル『マスカラ』のプロモで出演したラジオでカップリング曲『フィギュア』のことを「ある意味商品みたいなものだと思うんですよ僕たちって。アイドルっていっぱいいて、その中で僕たちがどう強く生きていくか。フィギュアに収まらず、1つの商品に収まらず。」と語っていたことが忘れられず、その徹底した客観視の言葉が堪らなく好きです。それを「自分たちだから言えるんですけど」と前置きしてから語っていたことも。

 

私はアイドルの像を商品として捉えることを実はそこまでネガティブなものとして考えていません。それはじゅりちゃんが雑誌で「俺らって、アイドルという人種として生まれたわけじゃなくて、職業としてアイドルを全うしてるわけじゃん。だったら、自分の選んだ職業に責任を持たないとダメでしょ」と語っていたところにも関係しているように思います。

パッケージ化されたアイドルは生身の人間を構成する全てではなく、あくまでも仕事として選び取られたその人の一部分であると考える方が健全なのではないか?という。

私がアイドルを見るときの基本のスタンスは、「彼らが見せたいと思って見せてくれる姿だけが全て」です。これは、彼ら自身が商品とすること良しした部分だけを美味しく食べることが虚像を背負った人間を消費する業に対して私が示せるせめてもの誠意だと思っているからに他なりません。同時にこの自覚を免罪符にしてはいけないこともわかっています…(以下堂々巡り)

 

〝愛でてね?〟の言葉は年が明けて最初の俺リリ更新で「今年もよろしくね?たくさん愛でてね?」と言われたところから。クエスチョンマークによってこちらに行動を委ねてくるところがいじらしくて、読み上げたときに語尾がぴょんと跳ね上がるところもかわいくて好きだなとか思う。

 

下の句の頭は「纏って生きる」「この身で生きる」なども考えていましたが、「それで生きてく」が一番しっくりきたので決めた形です。

私が規定するアイドルは生身の人間自身とは異なる場所に位置するものですが、今回に限っては彼の内面に組み込まれている要素であることを示したく、その意図の中で「纏う」はあまり適切ではないように感じました。また、今までもこれからも、という意味を付帯させたく、「生きる」ではなく「生きてく」を選びました。

「これで生きてく」と「それで生きてく」で最後まで迷っていましたが、「これ」より「それ」の方が話者から遠い場所の話をしていると読めると思い、後者を選択しました。「纏う」を辞めた理由と併せると一見矛盾しているように感じられるかもしれませんが、他ならぬ自分自身のことを少し離れたところから語ることが私の捉えるじゅりちゃんらしい客観視の目線だったりします。

 

他にも、受け身ではない表現にしたくて「刻まれた」ではなく「刻んだ」を選んだり、アイドルを全うする、「だから」愛でてね?という、対価とまでは言わないけれどそれに近いような接続詞を使うことで底にあるドライな感性のニュアンスが出せないかなと思ってみたり、ちょっとした単語の違いに割とこだわった一首でした。一度やってみたかったアイドル目線の短歌を初めて作れた回でもあります(視点をそちらに置くことの危うさについては後述します)。たくさん感想いただけて嬉しかったなぁ。

 

 

甘くって、賞味期限のないものは?

アイスクリームまたはアイドル/二宮和也

 

 

「アイドルを名乗って笑われたら賞味期限が切れたんだろうなと思う」といつかの日に語っていた二宮くんの視点が堪らなく好きで、だけど同時に寂しくて、彼が歳を重ねた日を祝うたび一生笑ってやんねーぞ!と思っています。

低温管理されるアイスクリームは品質低下が起きにくいため、賞味期限の設定がないそうです。解散ではなく活動休止を選んだ嵐のことを私は〝冬眠中〟なのだと捉えていて、そんなこと考えつつなぞらえてみました。どちらも甘い幸福の味がして、賞味期限がなくて、アイから始まる言葉です。アイドルは冷たくはないけれど。

 

実はこの歌は当初全く違うもので(詠みたい内容は同じでしたが)、〆切直前にがらりと変えた一首になります。

 

麦溜を呷って笑い飛ばしてよ

賞味期限の切れぬ偶像

 

麦溜を呷って賞味期限など

なかったことを知る 夜明け前

 

 

麦溜(ばくりゅう)とはウイスキーのこと、度数の高いお酒もまた賞味期限の設定がなく、アイドルもそうであればいいなと思いながら詠みました。

お酒を飲んだときに喉から食道を通って身体全体が熱くなるあの感覚をアイドルに向ける熱狂と高揚に重ねつつ、だけど私の中でこういうお酒の短歌は二宮くんではなくじゅりちゃんなんですよね。二宮くんで詠むなら甘いものの方がいいなと思ってアイスクリームにしましたがその決断が締切日の23時半だったので我ながらどうかと思います。何事も余裕を持って取り組むべき(それはそう)

 

 

貴方って氷菓みたいに甘くって

賞味期限もないし好きだな

 

これも読んだ時のリズムとしては好きなんですけど、アイスもアイドルも「賞味期限がないから」好きというわけではないんだよな、と思って辞めました。

 

そして本当に時間がなかったので推敲が間に合わず提出には至らなかったのですが、この形も結構気に入っています。

 

 

甘く、賞味期限がない。でAIの魔人が「アイス?」(いいえ、アイドル)

 

言わずもがなアキネーターのことです。

 

 

私とアイドル短歌

 

仰々しくサブタイトルをつけてみましたが要するに総括として一年弱やってみての感想と自分なりのこだわりを書いてみようのコーナーです。

とは言え本当に一年弱しかやっていないので大したあれもないのですが、まぁ、その時の感情はその時に書き残さないと薄れていってしまうものなので、記録として。

 

22回で初めてアイドル目線の短歌を作りましたが、アイドル目線の短歌、めちゃくちゃに危ういな、と思っています。ファン目線の短歌はあくまでも「私の感情の言語化です」あるいは「架空のファンの感情を想定しました」と言えるけれど、アイドル目線となるとそうもいかない。それだって実際には「私が見ている◯◯くん」の描写に他ならないのですが、受け取った人は完全に「◯◯くん」の感性であると認識する可能性が少なからずあるからです。誤認を生むほどの高い解像度で作っていますという自負があるわけではもちろんないですが、可能性の話としてね。

しかしながら受け手の感想をコントロールすることはできないので、結局のところ私にできることは真摯に「私が見ているじゅりちゃん」の言語化に努めることくらいなのでしょうが。それから、何をもって否とするのかの線引きは難しいけれど、アイドル目線のアイドル短歌を詠む時はいつも以上に「アイドル自身のイメージを損ねかねない内容ではないか?」という点に注意を払う必要があるとも思います。

22回に提出した短歌がこの部分をきちんと満たせていたのかは正直言ってわかりません。解説まで読んでもらえれば伝えられるかなとは思いますが、全員がそこまで目を通すわけではないですし。

そういうわけで、アイドル目線の短歌というものは危ういし、難しいなとは感じつつ、鑑賞者の立場としては面白いアプローチであると捉えているので、これからも挑戦していきたいと思います。

 

それから、たったの9首ですが短歌を提出してみて、自分のなんとなくの傾向はわかったように思います。

やわらかい言葉が好きで、「食べること」をキーワードにすることが好き。別にテーマに沿って作ったわけではないので提出することは恐らくないですが、そういえばこんな短歌もメモ書きされていました。

 

 

よく食べてよく寝てほしいでもそんな

声は届かず笑ってほしい/田中樹

 

 

これは「ちゃんと食べてる?」とよく聞かれ、その度に「食べてるけど、一回であんまり量食えない」と説明し続けるのを煩わしく感じていた、というインタビューを読んで咄嗟に浮かんだものだと思います。

よく食べてほしいのもよく寝てほしいのも純度100%の本心で愛だけど、正直言われる側からしたらそうすべきなのは分かってるよ!ってなるんですよね。だから、私はじゅりちゃんがよく食べてよく寝てくれることを勝手に願っているので、そんな声が届くことなくただ現実として叶ってくれたらそれが一番いいな、なんて思います。健康でいてくれ〜〜()

 

結構気に入ってて今後のJ31gateで機会があれば出したいと思っているのでここでの掲載は差し控えますが、そういう歌もだいたい食べること・食べ物が発想の出発点だったり。

これは私が「商品として差し出されたアイドルを食べる消費者である」という自覚が存外強いことと、食に興味がないと言って憚らないじゅりちゃん(じゅりちゃんほどでないですが二宮くんも割とそのタイプ)が食べているのが食べ物じゃないとしたら何だろう?という問いに起因するものだと思います。

この問いに対する今のところの答えが第20回の「言葉」と「愛」に現れていて、第22回の「愛でてね?」にも繋がっているのかな、なんて。

 

先に述べた今後提出したい歌というのは二宮くんを食べ物になぞらえたもので、第22回の「アイスクリーム」「賞味期限」の例にもある通り私は二宮くんを詠む時は食べ物自体に焦点を当て、じゅりちゃんを詠む時は食べるという行為に焦点を当てているように思います。二宮くん、お餅だし、美味しそうだもんな……

 

傾向がわかったからと言ってだからどうというわけでもないのですが、こうして改めて振り返ってみると自分の考え方や向き合い方のスタンスが掴めてくるな、と。

私が好きなアイドルのことを言葉で綴る時、その行為はやわらかい布でくるむことに似ていて、もちろん日常的に使っているTwitterやまとまった文章を置くブログの場がその表出の最たる例ではあるものの、短歌という表現においても同じであると言えると思います。むしろ、31文字というごく限られた尺の中で彼らを語るにあたっては、より丁寧に布を織っているのかもしれません。日頃のツイートもそれなりに気を払って書き綴っていると自負していますが、言葉を削ぎ落として作る短歌はいつも以上に取捨選択の難しさを感じるし、同時に頭を悩ませるその時間が面白くもあります。

 

インプットした言葉を使ってしか喋ることができないから私は活字を追いかけるし、練習することでしかアウトプットは上達しないから私はそれを積み重ねる。

アウトプットが上手くなりたいと願うのは間違いなく「抱いた感情を的確に伝えたいから」で、ぴったりの言葉を選び取ることができれば「感情の鮮度を保つことができると思うから」です。書いておかないと忘れてしまうものがあまりにも多く、そして書いたところで薄れていってしまうことも否定できなくて。どれだけ言葉を尽くしたとしても〝完璧〟に辿り着くことはなく、それでも、せめてもの抗いとして私は言葉を探し続けているのだと思います。

それにしてもツイートは大体140字ぎりぎりだし複数ツイートにまたがることもしょっちゅうだし、ブログを開けば冗長に語り続けてしまう(ここまでで約9,000字ありました)ので、31文字で書き切る練習、めちゃくちゃ大事かもしれません。(笑)

 

 

 

短歌、大変だけど楽しかったな。

来年も自分のペースで続けていきたいと思います。

「on eST」観た感想文




SixTONES全国アリーナツアー「on eST」円盤化おめでとうございます!!!

好きかも!と思った瞬間に横アリ配信が決まりそれを観たおかげで好きだ!と確信するに至り、ありがたいことに縁あって有観客開催の公演に参加することもできたので、個人的にも本当に思い出深いツアーです。自分の入った公演が円盤化されたのも初めてでした。


Blu-rayが自宅に届いて既に何周か通しで観た後なんですけど、まぁまだ手に入れたての範囲ということで、曲毎の脳直の感想を書き起こしてまとめておきたいなという記事です。受け取り初期の新鮮な気持ちを残すため脳直であることを求めてるので推敲なーーんもしてません♪ というか1万字になってしまったので読み返す気力がなかった(素直)


それでは、以下、「on eST」感想です!


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☆Mad Love

じゅりちゃんの後頭部のころんとした丸みとか、華奢な肩とか、すらりと長い首筋とか、ゆらゆら揺れるピアスとか、影だけで表現されるからより明確に〝線〟が伝わってくるところが好き。

そして私は横顔がはちゃめちゃに好きなのでシルエットでそれを堪能できるのがとにかく贅沢で有難かったし、J2が向かい合うところで毎度(ルビンの壺だー!!!)というよくわからんテンションの上がり方してたな。


☆Dance All Night

SONYが撮るSixTONESいいよねってオタク目線で円盤紹介してくれたじゅりちゃん、マジわかる〜〜と心の中で勝手に握手しちゃうやつ。これは本人たちを美しくかっこよく映す、というのはもちろんなんだけど、SixTONESが生み出した世界ごと切り取って残すのが本当に上手いなぁという話で。DANの冒頭とラップ直前に差し込まれた、後方カメラから本人たちの背中越しのカラフルなペンライトの海を見せるカットがとにかく好きでした。


☆NAVIGATOR

曲の繋ぎがお洒落すぎません〜〜!?!?これぞコンサートの醍醐味って感じで大好きです。曲を単に並べるだけじゃないんだよね。誰が低いか選手権で全然勝ちに行ってなさそうなじゅりちゃんもツボ。あとじゅりちゃんが見せ場でたまにやる「ジャケットから肩を抜いて胸元を軽く叩く」が非常に〝癖〟です。


☆Telephone

オタク特有のめちゃデカ主語で物を言うとオタクは背中合わせの構図が大好きなのでTelephoneのほくジェも大好き!!!(だよね?)

じゅりちゃんがサビの振りで首を落として顔を逸らすのもね〜〜、とても好き。現場では定点してることが多いので普通に恒常の振りだと思ってたけど円盤になってみたら人それぞれだったりしてアレンジなの!?ってびっくりすること多いの多分SixTONESのあるあるなんだろうな。ここの部分も正面そのまま向いてる人もいればそうじゃない人もいて、解釈……となりました。揃っている踊りもかっこいいけど、それぞれに曲に対して解釈を加えることで表現に差異が生まれるのも私はいいな!と思うタイプです。

あとナビゲのとこで触れた「ジャケットから肩を抜く」じゅりちゃんがここでも見れて良かったな。

それから歌い終わりの慎ちゃんが紫とピンクの中間みたいな色の照明に照らされてるのもありえん〝美〟で好きでした。口が止まらん


挨拶

最初の挨拶の「久しぶり。会いたかった?」を3回繰り返してたのは上手と下手と正面それぞれに言葉を向けたかったから、って説明してたコメンタリーのじゅりちゃんあまりにも〝めろ〟の権化で………………す、好き……


☆S.I.X

またジャケットから肩を抜きました!!!好き!もうこれカウントしとこうかな。これの何がいいって、己の骨格の魅力を正確に知っていそうなところ、なんですよね。じゅりちゃんの華奢な骨格がどこまでも好きなオタクです(自己紹介?)

北斗くんのサングラスのこの絶妙な色合いのレンズが堪らなく好きです。肌の色味にも合ってるよね。あとね〜〜北斗くん、自分がカメラに抜かれるところで的確に爆弾を落としていく天才だなと思った。視線の遣り方、表情の作り方、見られていることに対する意識が強く感じられるアイドル、好きです。


☆Special Order

このイントロ聴くとめちゃくちゃインドカレー食べたくなる。まだ達成できてないので近いうちトライしに行きます。なんの宣言だろう。

オタクはみんなスペオダが好きなんですけど(ま〜た特大主語で話す…)、曲中ずっと画面どこ見ても強そうで良いよね。とりわけじゅりちゃんの「ド派手 bomb crush,you can't escape!」のとこで一瞬だけ入る後ろからのアングルのカットが好きでした。空気に漂う埃が照明を浴びて赤い世界の中でぎらぎら光って、アイドルが纏うならなんだって美しく見えちゃうんだなぁ。

間奏でがしがし踊るところも好き。ここのシーンまで私は割とじゅりちゃんのダンスって省エネだよなーと思って見てた(別にそれが悪いという意味ではなく)んだけど、スペオダの間奏パートのダンスは体力をいっぱいに使った人が気力を振り絞って、かつコンサートが楽しいという感情にブーストをかけられて踊っている感じがして、そこが良いなと思いました。こういうダンスの時に視線を落としがちなのも勝手ながら圧倒的に〝癖〟だし、華奢な人が重めの布の中でがしがし踊ることで身体が浮かび上がるみたいに見える、その瞬間が多分いつまでも好きなんだろうね。

ちなみに円盤には抜かれてなかったけどジェシーさんの「Haters,come on!」に合わせて中指立てて舌べー!ってするじゅりちゃんは〝居た〟ので幻覚じゃないので……じゅりちゃんの「邪魔するヤツbang bang bang」に合わせて己の頭を撃ち抜く慎ちゃんと大我さんの「nobody stop…wow…」をどこまでも誇らしげにコレコレェ!!!って顔して味わうじゅりちゃんは半永久的にこの世に残されたので良かったです。


☆Call me

冒頭の北斗くんのパートで口元を覆うじゅりちゃん、これも恒常だと思ってたらオリジナルだった振りシリーズです。

私はまだまだじゅりちゃんのパフォーマンスについて新参者の初心者だけど、じゅりちゃん、フリーのアレンジとして首筋を撫でたり舌を出したり口元を手で覆ったりしがちじゃないですか? 首の長さも色気を纏った挑戦的な表情が似合うところも手のひらは小さいのに存外 指が細く長いのも、私が思うじゅりちゃんの魅力の一端で、それらを引き出す所作に対する理解力が高くて最高だ〜〜ッ!ってなる。セルフブランディングに長けたアイドルが好きだし、そういう人が僅かに残している無意識の部分を拾い上げて愛でるのもまた良いものです。じゅりちゃんのこと好きになってから思ったよりこの人ちゃんと自分の〝かわいい〟に自覚的だなってびっくりしたけど……すごい好き………(結局)

曲に全然関係ない話でまたしても口止まんなくなっちゃったけど、スモークの中にシルエットが浮かび上がるサビの京ジェの図が超良いし、ステージにゆごほくだけが残って背中合わせになる図も超良いです。SONYが撮るSixTONES、良いよね!


My Hometown

黄色と緑のペンライトの海、菜の花畑みたいでめちゃくちゃカワイ〜!

慎ちゃんの、絶対頼りになるぞこの人は!みたいなオーラが好きだし、同時に良い意味での気安さがあるのも素敵だなと思う。髙地さんが花道を歩きながらファンに向ける笑顔の温度、くしゃくしゃになった目尻とか、曲調も相俟ってゆごしんのあったかさがこれでもかという程に伝わってくるところが好きです。

いつかお互いのユニット曲を人を変えてやってみるのも面白いかもねってコメンタリーで言ってたけど、My Hometownがもしかして一番歌う人の色で印象ががらりと変わる曲なのかもと思ったり。


ってあなた

縁無し眼鏡が本当によく似合う北斗くん!!!このビジュアル大好き!短髪でフード付きの服を身に纏う大我さんは少年みが強くてやんちゃぽいのに儚さもあって。いいな……

爪先でリズムを取るとき、ゆったりしてる北斗くんとやや刻みの多い大我さん。指先を添えるようにマイクを持つ北斗くんと隙間なくしっかりマイクを持つ大我さん。マイクを持たない方の手がふわりゆらりと浮く北斗くんと伸びやかな声に合わせるようにぎゅっと力の籠る大我さん。きょもほくのそういう対比が好きです。

歌い終わりの表情もね〜〜、やわく微笑んだように見せる人、口を真一文字に結んで歩き出す人、多分打ち合わせとか別にしてないんだろうけどそれも込みで素敵なんだよなぁ。


☆So Addicted

肩!!!華奢な肩!!!!!やっぱりじゅりちゃん、己の肩を見せることの意義に自覚的でとんでもないしあまりにも好きです。Tシャツをたくし上げてタトゥーシールを見せるという行為も〝魅せ方〟の研究成果という具合で星だったり唇だったり、自分で選んだ印をそっと身体に転写する、コンサートの前におこなわれていたであろうその余白の時間を想像させるところまで含めてじゅりちゃんが見出した付加価値だなと思う。それにしてもじゅりちゃん、パフォーマンスではあんなにセクシーなのに鉄骨にしっかりと捕まって足元しっかり見て一段一段を着実に踏みしめて降りてくるところなどは庇護欲を掻き立てられて気絶しちゃったな!

あとこの曲に関しては北斗くんの姿勢、マイクの角度、ぴくりと動く中指、視線の湿度、どれも完全に突き刺さる類のやつで、まぁ現地ではじゅりちゃん定点なので円盤になって初めて気付いて悔しくなっちゃった。生で観たいでしょこんなん


☆NEW WORLD

全方位型お手振りタイム敢行するじゅりちゃん、これ不思議なことにスタンド席どこに座っても「いま目が合った!」って瞬間があったんですよ、視線の向け方が細やかな証だね

じゅりちゃんのパートのとこで北斗くんが顔を見上げてじっと見つめているのは北斗担のレポで知ってちゃんとこの目に納めました。良かった!

手の振りに合わせたペンライトの動きを捉えて曲が終わるところも本当に好きでした。カメラ割に対する絶大な信頼


☆”Laugh” In the LIFE

はちゃめちゃ楽しそうなSixTONESが見られて大好き!!!MCいっぱい収録してくれや〜!ってもちろん思ってるけど同じくらいこの曲も回毎のオモロ愉快6人組の様子を残してほしいよなぁ。宮城の片腕持ち上げぐるぐるほくじゅりを幻覚にしたくないよ!

ファンは身内みたいなもので、そういう人たちで会場が満たされるコンサートという空間が本当に楽しくて幸せで仕方ない!って全身全霊で訴えかけてくるように振る舞うアイドルが好きだし、その場にいられて良かったなぁって心から思えて堪らなく愛おしいです。


僕が僕じゃないみたいだ

メンバーカラーのお花をあしらったスタンドマイク、その発想がとてつもなく好きです。

僕僕はスタンドマイクを使ったパフォーマンスなので体格が顕著にわかって非常に〝癖〟なのですが、もちもちの大我さんとカリカリのじゅりちゃんのきょもじゅりで毎度仰け反ってしまうし、あとじゅりちゃんのイヤモニを冷静に見てたら本当に耳の穴ちっちゃいなこの人!?!?になる。世界、これが赤ちゃん綿棒しか無理な人だよ……(何?)


☆EXTRA VIP

J2のこと絶対に敵に回したくねぇなと思いながらペンライトを振る時間、とてつもなく満ち足りたものでした。私はこの2人に光を向けることが許されていて、言葉を尽くして気持ちを届けてもらえる対象なんだなと感じるたび、良かった〜〜と思う。もちろんJ2に限らず、6人揃ってのパフォーマンス観てるときも思うんだけど!

それにしてもEXTRA VIPStrawberry Breakfastが白衣装なの本当に天才の采配としか思えず有難いですね……。今回一番刺さった衣装は確実にこれだったし、収録された横アリ公演に関してはじゅりちゃんの髪色が限りなく白に近いのもあって本当によく似合ってました。

それとここからの後半戦、前髪おろして自然に乱れてるじゅりちゃんが堪らなく好きです。着替えるために一旦裏に捌けていたわけで、髪型を整えるにあたって固める選択じゃなく下ろして乱す方を取るのってやっぱり明確な意思じゃないですか。アイドルがパフォーマンスするにあたって自分をどう見せるかの自我を感じる瞬間、とてつもなく良いし、その意思が「前髪を乱そう」だったの本当にうれしかったな。これは私が強火前髪厨だからなんでしょうけど、前髪を下ろすことの効果の一つとして儚さの添加があると思っていて。白い服、白い髪、華奢な身体ときたらやっぱり纏ってほしいのは儚さだし、その造形でもって徹底的に強いEXTRA VIPを披露してくれたのが堪らなかった。この〝白〟のじゅりちゃんが青いペンライトの中を歩く姿が本当に綺麗で綺麗で仕方なくて。白に青って、とてつもなく映えるんですよねぇ〜〜


☆Coffe & Cream

曲間でさり気なくスタッフさんにサングラスを託した後の歌い出しのじゅりちゃん、儚さに全振りしているな

袖が長めで萌え袖気味になるところもかわいくて好きです。サビのジョッキ掲げて揺れるところ、どの程度やるかも個人差あったことに円盤で初めて気付きましたじゅりちゃんはノリノリ成分強めで、衣装の腕のところについてるリボンが振りに合わせてぱたぱた跳ねるのも可憐で良かったです。


☆Lemonade

わたしLemonadeのダンスが一番好き!!!!!!(唐突バカデカボイス告白)

この曲をこの衣装でこの振りでやってくれたこと、感謝してもし尽くせないです。大好き!

腰回りの布は多めで、衣装のシルエットとしてはゆとりがあるけれどあまりにも華奢であるが故に細身を隠せないところに合わせるのは重めの靴。スペオダの間奏のダンスは文字通り〝がしがし〟だったしそこに攻撃力が宿ってたけど、Lemonadeは動き自体は激しめなのにどこか気怠げな色気があって、それに衣装がこれ以上ないほどにマッチしていたように思います。定点カメラ欲しいよ〜〜()()(欲望)

それにしてもじゅりちゃん、白衣装になってから頻繁に首の後ろを触っていて、多分マイクの線がいずい(関係ないけどいずいって方言らしい。いずい以上にいずいを表現できる言葉が見つからないから気にせず使うけど!)んだろうなエリザベスカーラーを嫌がるネコチャンみたいで可哀想で可愛い()


☆Strawberry Breakfast

オ、オタクがみんな大好きなやつ〜!!!特大主語と言われようとこれに関しては割と確信に近いものがあります。オタクは苺朝食が好き。

冒頭ソロパート「主人公は2 You & I,You know?」のとこでしゃがみ込んで自分と客席を交互に指さすじゅりちゃんはやっぱりとんでもないし、映像化されて引きで見てたらシルエットのちんまり感が凄まじくて堪らない気持ちになってしまった。あと移動してステージ戻ってきてからいそいそとボタンを閉めるじゅりちゃんが映像にもほんの少し映っていて、曲毎に見せたいものが変化することがわかってそこも好きだな、と思いました。後ろ向いてさり気なくやってるようで四方向すべてにオタクいるから結局普通に見られてるところもとてもかわいい。慎ちゃんの「BGMさえも必要ない」のとこで一瞬だけ映る身体にウェーブを流すじゅりちゃんが相当好きなのですが、せっかくボタン留めたのに一番下は抜けてたからほんのりお腹がちらりとしてしまってるのも最高だし、よりにもよってタトゥーシールのキスマークがちょうど綺麗に見えるからすごいよ!

それからJust for youで慎ちゃんに指ハート向けるじゅりちゃん、収録公演じゃない回だとお互い目を合わせて破顔するなどしていて本当に楽しそうで好きでした。2021年に指ハートブーム到来するじゅりちゃん、◯◯しか勝たん!構文にハマるもイントネーションがちょっと違うじゅりちゃん、愛しき26歳。


☆Bella

現地定点の結果、こんなに照明がお洒落だったことに円盤でようやく気付くの巻、またやりました。Bellaの照明ほんと〜〜に良くて、レーザーの発色は綺麗だし一瞬光の中に消えた錯覚を生むような演出も最高でした。現地では本当に気付いてなかったので我ながらびっくりだけど!

マイクを口元から殆ど離さないくらい歌いっぱなしのじゅりちゃん、本人の言葉通り大活躍の楽曲だったな〜。歌い出しの「Yeah baby Yeah You Killa!」で首筋をそっと撫でるところなんてめちゃくちゃに良いし、私はスペイン語の発音の良し悪しは何一つわからないけれど「El amor de mi vida」の音の流れ方がどこまでも好きなことはわかります。巻き舌の似合うアイドル。


☆RAM-PAM-PAM

ゆごじゅりご開帳、ぜーーったい映像には残らないな!と思って現地で毎回気合入れて観てたのにばっちりがっちり抜いてもらえて嬉しかったです。勢い余って肩までべろーんとしてしまった日も双眼鏡越しにばっちり脳裏に焼き付けられたしね

らぱぱん、振り付けの話題性に焦点が当たりがちだけどシンプルに曲の構成がかっこいいなーとも思う。北斗くんの「振り向かずにWe're going higher」にがなりが混じってるのも良かった。ライブ特有のアレンジが加わってるパート聴くのとても好きです。ジェシーさんとかよくやってて毎度のことながら心地良すぎて倒れそうになる。


☆NEW ERA

ナビゲに続きこれも曲の繋ぎ目がとてつもなくお洒落この間にいそいそボタン留めるじゅりちゃん第2弾が楽しめてかわいい。ラップパートでは例のジャケットから肩を抜いて胸を叩くじゅりちゃんが出てきてくれるし。

あとNEW ERAのラップは喉に力込めてる終盤のあたりからマイク両手持ちになってぎゅっと握ってるのも愛しくて好きでした。

ジェシーさんの「未知の世界へ」で後ろに控えて舌をぺろっと出すところも!好き!歌番組でもたまに観るんだけど堂々としたセンターのジェシーさんの後ろで挑戦的な表情を作るじゅりちゃん、のJ2の図が超良いです。これ、どこまで意識的な行動なのかわからないけど、歌っている人の近くにいるなら当然自分も含めてカメラで抜かれている可能性もあるよな、とわかっていそうなところも含めて好きなじゅりちゃんです。


☆Imitation Rain

歌い出しのジェシーパートの5人の振り付けがめちゃくちゃに好きです。音を刻むのに合わせて動きを止めるところ、じゅりちゃんがとっても力の篭った表情を浮かべて唇を噛み締めるようで

ラップ、真ん中で目を伏せて厳かに歌うじゅりちゃんの周りを5人で囲んで踊る構図が好きだー!になったし、一瞬映ったスポットを背負うカットも当然のことながら好きでした。光を背負って光を放つアイドル、堪らん。

正直この曲は初めて聴いた時にあんまりデビュー曲ぽくないなぁと思ったんですけど、聴けば聴くほど好きになるし歌われれば歌われるほど味が出る楽曲だと思うようになりました。歳を重ねたSixTONESが歌い上げるImitation Rain、なんも見てないけど既に良さがある。


☆ST

デビュー曲からアルバム表題曲に繋げるの最高じゃないですか!?

楽曲の印象としても〝静〟から〝動〟って感じで、ライブ終盤に加速的に盛り上げてくるの本当に好きでした。全部を振り絞るみたいに声を張る、6人の熱量がここにきてまた一段階上がったように思える、STという表題曲がここに置かれた意義が感じられてとても素敵だった。

坂を登るのに手を取り合うきょもじゅりがばっちり抜かれてたのも流石の一言でした。大我さん、別にあのくらいの坂一人で登れるし、そんなことお互いわかってるけど、その上で差し出されたじゅりちゃんの細腕が強くしっかりと握られるの、好きだったなぁ。


☆Lifetime

後光が似合うアイドル!後光が似合うアイドルだ!!!(嬉々)

最後の最後にLifetimeを選ぶアイドルのことを神格化してしまうのは多少許されたいところですね。だってあまりにも佇まいが崇高で………

自分じゃないパートのところでも小さく唇が動いてるじゅりちゃん、上ハモのときマイク両手持ちになるじゅりちゃん、全部好きです。


うやむや

ツアーTにオリジナルアレンジを施したアンコール衣装が大好きなオタク、マイクを持つ方の手だけ袖を伸ばしてマイクを持つという北斗くんのセンスが意味わからないくらい好きでした。それから散々前髪厨だって言ったけどアンコールのじゅりちゃんが何度も前髪をかきあげてたのは普通にめちゃくちゃ好きでした!全力で汗をかいた人の行動って感じで

ソロパートで末ズに挟まれながらにこにこ笑って頑張るじゅりちゃんに関しては身体の厚みの差が顕著で……多分だけど本気でおしくらまんじゅうしたら折れるよ……


この星のHIKARI

歌い出し直前のほくジェよくわからんけど楽しそうで好きでした。ジェシーさんのやることがツボで破顔してるときの北斗くん、びっくりするくらいキュートだよね!

この星、ライブのときに大我さんが「君を照らしてゆく」と「Forever」の間に一拍置くアレンジが毎度とても心地良くて好きです。収録映像に関して言うとじゅりちゃんの「このままじゃいられないから」の伸ばし方も好きでした。高い声も綺麗よ、じゅり……(誰?)

振り返ってみれば横アリ配信初日の「強い気持ちを忘れずに〜!」出のほくじゅり厨なので有観客でファンサのために練り歩くようになって中々配信のときのような距離感でのそれを見られなくなったことに勝手にめそめそする気持ちもあったけど、遠隔でもお互いピース向け合って「かぁいい〜!」って言ってるじゅりちゃんも可愛くて好きでした。ハッピー入れ子構造。

ファンサして回るときのじゅりちゃんは、にやりと笑って首を振って通り過ぎていくのが本当にずるくて好き。うちわの文言に対する反応なんだろうけど、生きてるだけでファンサです!の権化ですか?応えてもらえないこと自体がある種のファンサになるの、じゅりちゃんが築き上げてきたキャラクターならではのことだしセルフブランディングの成果だと思うからそこが圧倒的にツボなんですよね。でもやっぱり横アリ配信のこの星ほくじゅりは一通り残してほしい。欲深いね!


挨拶

私はじゅりちゃんの最後の挨拶が本当に本当に堪らなく好きで、入れた公演は全力で生の声を噛み締めたしそうじゃない日はレポの文字起こしを大事になぞって咀嚼したし、紡ぐ言葉の網羅性の高さに触れるたびにとんでもない人を好きになったなと打ち震える日々でした。じゅりちゃん、各公演で同じことは言わないし、だけど伝えたいことの核は少しもブレないし、自分の言葉が文字起こしされて拡散されることすらある程度わかった上で発信しているんだろうなと思わされる瞬間が多々あって、やっぱりとんでもなかった。第三者によって広められたそれはその場にいない人にまで容易に届いてしまうこと、その中でじゅりちゃんが折りに触れて「ライブはとっても楽しい」の前提のもと「ライブだけじゃなくてね、」と言い添えてくれるの、誰のことも置いていきたくないという気概を感じざるを得なかった。

身体の線が細いから弱く見られないように、とゴールドのアクセサリーをじゃらじゃらと重ね付けして飾り立てるじゅりちゃんが愛おしいし、尺骨茎状突起にブレスレットが引っかかって揺れてるのなんて偶然が生んだ黄金バランスで目眩がしてくる。

華奢な身体が繊細な配慮のもと紡ぐ言葉の力強さに、これからも虜になってたいな〜〜!

(大の字)


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ライブ映像見てたらライブに行きたくなるのは自然の摂理なので、今めちゃくちゃライブ行きたい!!!と思ってます。すぐにはまだ難しいだろうけど、いつか声も出したい。SixTONESにガチガチに煽られて怯えながら叫びたいです(癖?)

この田宮くんが観たい!2021


ドラマ「うきわ-友達以上、不倫未満-」無事最終話まで見届けました。

まず第一にシンプルな感想として、良かった〜〜!(大の字)



振り返ってみればドラマの出演情報が解禁された714日はFNS歌謡祭でCreepy Nutsとコラボしてかつて天才だった俺たちへを披露した日で、その時を今か今かと待つオタクたちの元に突如として投げ込まれた不倫ドラマに出るという一報、不倫ドラマだけど演じるのはピュアな男の子らしい、相手役はちょうど干支二回り年上の女優さん、という嘘みたいな話たち、完走した今考えてみても夢なのかと思う。やっぱり夢かな?

とは言え「飲酒・喫煙・借金の三大アレ要素(察して)を抱えながら年上の人妻に一途な恋心を向けている痩躯の青年」という、オタクの夢の具現化の如き人物を見事に演じてくれた2021年夏のじゅりちゃん、本当にありがとう以外の言葉が見つかりません。

湿り気と色気を纏い、アンニュイな雰囲気の声色と屈託のない笑顔を兼ね備えて、炭酸水みたいな爽やかさでふわっと風みたいに現れて去っていった男の子。ドラマ出演にあたって共演者の方や製作陣がじゅりちゃんに向けてくれた言葉たちが本当に素敵で、大好きで、何度だって文字に起こしてなぞっていたい、ので、起こしました。素直!


私はきっと好きなアイドルが出演していなかったらこのドラマを観なかったと思うけど、出てくれて良かったと心の底から感じられる、素晴らしい時間でした。



彩度の低いざらついた映像の質感と、モノローグで直接的に描写するのではなく会話や仕草によって人物の心情を想像させる脚本。全体的に湿度は高いけれど、〝不倫ドラマ〟の文字列から想起される嫌な粘り気は不思議と無いところ。自分だけの秘密の宝物にした、ミニシアターで観る邦画みたいだった。

心の柔らかいところに突き刺さったものがじわりじわりと広がって、その正体を言語化して探ろうとせずにはいられない、そんな作品。



ただあまりにも、田宮くんが報われないし前を向けないし、背景も明かされないままだったなぁ。

お金を貸してくれたあの友達との距離感(わちゃわちゃしててお腹を触れるパーソナルスペースの狭さ…)は何?とか、過去の恋愛遍歴はママ活を疑われるようなものだったのかなとか。だとすると聖さんことも初めは一途な愛の対象じゃなかったのかもしれないし、それが彼にとって特別な存在に変わったのなら「いつ・何故」を知りたいし

田宮くんの色々なことが謎に包まれて曖昧なままだったのは作品の描写として〝正しい〟のはわかっているんだけど、そうは言っても私は田中樹さんのオタクなので彼の演じた田宮くんの今までとこれからが気になって仕方ないのも事実で。

そういうわけで、まだまだ観たいあーんな田宮くんやこーんな田宮くんの話を好き勝手に書き残しておこうと思います。




美大工芸科陶磁専攻の田宮くん


・木造アパートに連れ込んだ名前も知らない女の子と寝た薄っぺらい煎餅布団から明け方に一人抜け出してベランダで煙草をふかす田宮くん

・土が爪の間に入らないようにと常に深爪気味にしてたら行き摺りの女の子に好評で微妙な気持ちになる田宮くん

・夏は扇風機、冬は炬燵+どてらに身を包むことでどうにか乗り切ってきた田宮くん

・梅雨の時期は頭痛で苦しむし梅雨明けと共に夏バテになってしまい素麺しか受け付けなくなる田宮くん

・不摂生が祟って真夏にアパートでぶっ倒れてたのを隣人(のちに例の借金相手になるお友達)に助けてもらったことのある田宮くん

・食に対する関心が薄いので安い居酒屋のお通しで出てきてみんなが残した解凍の甘い枝豆を「手持ち無沙汰だから」という理由で無心で食べ続けてる田宮くん

・制作に集中すると寝食が疎かになるので急に電池切れになって大学の廊下に乱雑に置かれてる古びたソファの上で眠ってたしグラフィックデザイン学科の髪色の明るい女の先輩にごはん食べさせてもらってた田宮くん

・基本的には冷蔵庫に何も入ってないけどナッツとチーズと氷だけは常備してるしウイスキーをロックで飲むのが好きな田宮くん

・甘いカクテルは糖分補給代わり、ベイリーズミルク作るためにたまにコンビニでパック牛乳買うけど飲み切れなくて腐らせてしまう田宮くん

・牛乳ダメにする前にタイミングが良ければ近所の野良猫にお裾分けしてたけど実は猫の身体に良くないと知って落ち込む田宮くん

・課題で作ったお皿にキャットフードを盛ってあげる田宮くん

・エプロンの紐を結ばずに垂らしてたら野良猫に戯れつかれる田宮くん




◯陶芸教室の先生になった田宮くん


・ありえん色気を纏った先生のいる陶芸教室ができたということで地域のママ友ネットワークで大いに話題になった田宮くん

じゃらんニュースの「イケメン先生が教えてくれる東京の陶芸教室」特集に掲載される田宮くん(実在の記事だった)(この世はなんでもあり)

・振込み用口座の準備が中々整わなくてしばらくお月謝袋で会費を集めてた田宮くん

・疑似恋愛を売っているつもりはないけど生徒のマダムがしょっちゅう作品を買って行ってくれるので学生時代の友達各位にママ活とイジられてる田宮くん

・作品を評価されているわけではないことがわかっているので複雑な気持ちだけどこれも〝生活〟だと割り切る他ない田宮くん

・聖さんもすぐ買おうとしてくるの対等な関係じゃないように感じられるから嫌だけど、でも「繊細で歪」とかちゃんと作品に対する感想を言語化してくれることがあるのでそれは嬉しいなと思ってる田宮くん(でも聖さん引っ越すときに買ってたお皿全部処分するんだけどね…)(…)




◯最終話のその先の田宮くん


・聖さんの揚げてくれた唐揚げの味が思い出に変わって、それがいつしかトラウマになって、手作りのぬくもりを削ぎ落とした既製品しか受け付けなくなって結局からあげクンに辿り着く田宮くん

・一人でキッチンに立って料理をしながら晩酌してた夫を尻目に陶芸教室で唐揚げを揚げてくれた聖さんは確かに愛情の宿る〝生活〟の営みだったけど、それを知る由もない田宮くん

・バックハグで陶芸してた例の一件のときにパトリック・スウェイジと言われてもぴんと来なかったけど聖さんと別れてから不意にそのことを思い出して調べて(映画ゴーストか〜タイトルだけは知ってるけどそういえばちゃんと観たことないな〜…)と思って観てみたら情緒ぐちゃぐちゃになる田宮くん

・ずっと見てるのが辛くて、聖さんに託された花瓶は目につく机の上じゃなく窓辺にそっと置くしかなかった田宮くん

・借金の回収に来た友達に「花飾る趣味なんてあったっけ?」と言われて別に前から飾ってたよ自分で花瓶作ってたしと答える田宮くん

・聖さんが居なくなって明らかに煙草の量が増えたことを指摘されて「決めた額はちゃんと毎月返すから放っておいて」って言ったらそうじゃなくて普通に身体に悪いからと怒られる田宮くん

・お前に借りてたお金返し終わったらいよいよ一人だな〜猫でも飼おうかな〜〜って冗談めかして笑ってたら別に金のことがなくて生存確認にくらい来るけどって言われて不覚にも惚けてしまう田宮くん





背景を何も明かされないが故に借金相手の友達くらいしか沈み切った田宮くんのことちゃんと見つけてくれる人いないんじゃないかと思ってしまうのがつらい。

たっくんは1話から徹底的にしょーもない人物として描かれてたからあの幕切れは妥当だとして()、麻衣子にも二葉夫妻にも、たっくんの浮気相手のあの福田さんにだって背景の掘り下げがあって新しい一歩を感じさせてくれたのに、田宮くんだけがどこまでも曖昧で朧げな存在だったから、聖さんを失った田宮くんに残るのって滞納してる奨学金と借金の取り立てにくる友達くらいじゃないですか?でもあの距離感は割と気の置けない関係なんじゃないかと思うしそうであってほしいし…………



田宮くんには幸せになってほしいけど報われない恋心に溺れていく過程で放つ壮絶な色気にも抗えなくて、オタクってマジ業の深い生き物だな〜〜!それな〜

でもやっぱり最終的には幸せになってほしいかな。聖さんとあの別れ方したら容易に前は向けないと思うので、どん底もしっかりと味わい尽くしてもらって、その果てに一筋でも光が差し込めば、と。


田宮くんいつかちゃんと幸せになって結婚する日が来たら友人代表のスピーチはあの友達がやればいいし、こいつ一時期俺に金借りてて()を掴みネタにして良いと思うよ!




とりあえず2期だのスピンオフだの贅沢は言わないので、あの、友達の名前教えてくれません?